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甘く、深く、繋がって
第26章 睦みあう

「好っき、んんっ」
頬を包んでいた手が後ろに滑り込み、軽く髪を引っ張っられた。顎を反らされ、角度を変えてキスが更に深くなる。
拓真さん、拓真さ、ん!
んっ……あっ……
絡む舌。その深さに混じり合う唾液を飲む事が出来なくて、口の右端から頬へと滑り落ちた。
「ん……ふぁ……あ、あっ」
その滴を追う様に、拓真さんの舌が頬へと滑る。そのまま耳朶を啄まれ、ゾクゾクした震えが背中を這い上がってくる。耳介を柔くなぞる舌。鼓膜に直接響く水音に、拓真さんの熱い吐息に
「あ、や……はっ!」
堪えきれずに拓真さんの頭を抱き抱えた。
「……真純」
囁くように呼ばれた名前。濡らされた耳は何時もより敏感で、その僅かな吐息にも反応する。
ビクッと震えた身体。拓真さんにふふっと笑われて
「んっ」
また肩が、すくむ。
温かい手が脇に触れてくる。反射的に反った腰の下に腕を通されて絡め取られた。
首元に顔を埋めた拓真さんに抱き寄せられて。
「俺も、すごい幸せ」
「……っ」
胸がギューッとなった。
鼻の奥がツンとする。
「ありがとう、真純」
「っくま、さ……」
あっという間に溢れ出す涙。
感謝の気持ちを伝えたいのは私も、なのに……
頬を包んでいた手が後ろに滑り込み、軽く髪を引っ張っられた。顎を反らされ、角度を変えてキスが更に深くなる。
拓真さん、拓真さ、ん!
んっ……あっ……
絡む舌。その深さに混じり合う唾液を飲む事が出来なくて、口の右端から頬へと滑り落ちた。
「ん……ふぁ……あ、あっ」
その滴を追う様に、拓真さんの舌が頬へと滑る。そのまま耳朶を啄まれ、ゾクゾクした震えが背中を這い上がってくる。耳介を柔くなぞる舌。鼓膜に直接響く水音に、拓真さんの熱い吐息に
「あ、や……はっ!」
堪えきれずに拓真さんの頭を抱き抱えた。
「……真純」
囁くように呼ばれた名前。濡らされた耳は何時もより敏感で、その僅かな吐息にも反応する。
ビクッと震えた身体。拓真さんにふふっと笑われて
「んっ」
また肩が、すくむ。
温かい手が脇に触れてくる。反射的に反った腰の下に腕を通されて絡め取られた。
首元に顔を埋めた拓真さんに抱き寄せられて。
「俺も、すごい幸せ」
「……っ」
胸がギューッとなった。
鼻の奥がツンとする。
「ありがとう、真純」
「っくま、さ……」
あっという間に溢れ出す涙。
感謝の気持ちを伝えたいのは私も、なのに……

