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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
 芳華は蒼褪めた。
「法明、もう、お腹が大きいの。今はそんなことしない方が良いと思う」
「ちゃんと侍医に訊いてる。侍医は別に産み月までは俺の好きにして良いって言ってたぞ」
 法明は事もなげに言った。芳華は言葉を失ってしまう。法明が侍医にそんなあからさまなことを訊ねたのも衝撃だったけれど、今これから彼がしようとしていることの方がもっと怖ろしかった。
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