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後宮艶夜*スキャンダル~鳥籠の姫君は月夜に啼く~
第6章 真実を知る瞬間
「法明、何をするつもりなの?」
 窓も閉め切った室内は昼間でもなお薄暗い。淡い闇が溜まった部屋で、法明の瞳が薄紫に染まり始めていた。
―怖いっ。
 芳華はいつもと違う雰囲気を纏う法明に恐怖を感じた。
「私が怒らせてしまったのなら、謝るわ。ごめんなさい、もう生意気は言わないから」
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