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〝真〟MonsterRaper
第8章 お嬢様は無理難題をおっしゃる

腕に通してあるトリケロスは外れない。
キルラムは肩にシュベルトゲベールの一撃を受けていた。
火傷のような傷口で硬い炎で斬られたような感触だった。
デユランダルの炎とは違う。
芯の無い剣。
キルラムは鎧を装備していない。
鍛えこんだ筋肉が鎧と化しているのだが、シュベルトゲベールの一撃を防ぐ防具はユグドラシルにはないであろう。
戦士たちも集落の民もゴブリンには傷がたえない。
他の亜人から攻撃を受け、モンスターからは当然のように襲われる。
キルラムは赤黒い血を噴き出したが動じるような素振りは見せない。
破損した斧で馬頭を追撃しようとする。
「オーガめ…」
馬頭はホルスターから拳銃を引き抜き目の前の巨躯に鉛を何発も撃ち込んだ、
しかし、鍛えこんだ丘のような筋肉で9mm弾が致命傷を与えることはなかった。
拳銃では樹海の生物と戦うことは難しい。
ライフル小銃では5.56mmが近年では採用されている。
かつては7.62mm…貫通=殺す、ことを考えれば7.62mmに軍配が上がる。
野外、近接、市街地、総合トータルで5.56mmのM16が有名であろう。
「ゴリラ男か…」
馬頭は拳銃を投げ捨てた。
起き上がって、今度はトリケロスからエネルギーが発流させ、レーザー状の光刃をアーク放電させた。
盾から剣が突き出た形状である。
「刺し違えても亜人ごときにやられはしねぇ…」
本心としては、MP5を拾いたい。
だが、リロードの余裕がない。
目の前の大男を倒す…
人間のプライドにかけて。
だが、敵は優男と大男だけではなかった。
一見、人間かと思うような二人に背後を取られた。
キルラムは肩にシュベルトゲベールの一撃を受けていた。
火傷のような傷口で硬い炎で斬られたような感触だった。
デユランダルの炎とは違う。
芯の無い剣。
キルラムは鎧を装備していない。
鍛えこんだ筋肉が鎧と化しているのだが、シュベルトゲベールの一撃を防ぐ防具はユグドラシルにはないであろう。
戦士たちも集落の民もゴブリンには傷がたえない。
他の亜人から攻撃を受け、モンスターからは当然のように襲われる。
キルラムは赤黒い血を噴き出したが動じるような素振りは見せない。
破損した斧で馬頭を追撃しようとする。
「オーガめ…」
馬頭はホルスターから拳銃を引き抜き目の前の巨躯に鉛を何発も撃ち込んだ、
しかし、鍛えこんだ丘のような筋肉で9mm弾が致命傷を与えることはなかった。
拳銃では樹海の生物と戦うことは難しい。
ライフル小銃では5.56mmが近年では採用されている。
かつては7.62mm…貫通=殺す、ことを考えれば7.62mmに軍配が上がる。
野外、近接、市街地、総合トータルで5.56mmのM16が有名であろう。
「ゴリラ男か…」
馬頭は拳銃を投げ捨てた。
起き上がって、今度はトリケロスからエネルギーが発流させ、レーザー状の光刃をアーク放電させた。
盾から剣が突き出た形状である。
「刺し違えても亜人ごときにやられはしねぇ…」
本心としては、MP5を拾いたい。
だが、リロードの余裕がない。
目の前の大男を倒す…
人間のプライドにかけて。
だが、敵は優男と大男だけではなかった。
一見、人間かと思うような二人に背後を取られた。

