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*妄想社長に振り回されて*
第9章 香菜さんと私

「悪いな、どっかで張られてたのかあの美雪って子に押し掛けられてなぁ」
ここは物置部屋として使われている為、床に座りながら雅也さんがため息をついた。
「あ、あの、その、か、香菜さんって…」
「ああ、彼女は女でも男でもどっちでもイケるんだよ」
「……昔からだったんですか?」
「いや、離婚した後に気づいたって言ってた。麻希が知ったら嫌がるかと思って言えなくてさ…」
元気がなさそうなのはさっきの桜井くんの言葉のせいなんだろうか。
包み隠さずとまではいかなくても…っていう台詞は雅也さんの中で結構ぐっさりきてるのかもしれない。
「そんなの……嫌がりませんよ」
私も……もうちょっとだけ素直になりたい。
「私は雅也さんが香菜さんに……と、とられたりしないかだけが、心配…だったんで」
うわぁ!
めちゃめちゃ恥ずかしいんですけど!
こんな可愛い台詞今までに言ったことないんですけど!
……もう顔から火がでそう!
「麻希……」
呼ばれてちらっと雅也さんの方に視線を送ると、雅也さんは耳まで顔を赤くしていた。
私も多分これくらい赤い気がする。
ここは物置部屋として使われている為、床に座りながら雅也さんがため息をついた。
「あ、あの、その、か、香菜さんって…」
「ああ、彼女は女でも男でもどっちでもイケるんだよ」
「……昔からだったんですか?」
「いや、離婚した後に気づいたって言ってた。麻希が知ったら嫌がるかと思って言えなくてさ…」
元気がなさそうなのはさっきの桜井くんの言葉のせいなんだろうか。
包み隠さずとまではいかなくても…っていう台詞は雅也さんの中で結構ぐっさりきてるのかもしれない。
「そんなの……嫌がりませんよ」
私も……もうちょっとだけ素直になりたい。
「私は雅也さんが香菜さんに……と、とられたりしないかだけが、心配…だったんで」
うわぁ!
めちゃめちゃ恥ずかしいんですけど!
こんな可愛い台詞今までに言ったことないんですけど!
……もう顔から火がでそう!
「麻希……」
呼ばれてちらっと雅也さんの方に視線を送ると、雅也さんは耳まで顔を赤くしていた。
私も多分これくらい赤い気がする。

