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*妄想社長に振り回されて*
第9章 香菜さんと私

「何で逃げるの!?私のこと好きって言ってくれたじゃない!」
女の人の叫ぶような声に、私は慌ててドアを閉めた。
会社と言ってもここはマンションの一角だ。
もし苦情でも来たら退去させられるかもしれない。
「そりゃ好きだけど……」
……ん?香菜さんの声?
あれ?何かおかしくない?
「分かってるもん!自分が嫉妬深いの、ちゃんと分かってるもん!」
「そうはいうけどそれで私は美容院を辞めるはめになったのよ?」
「だって!香菜が他の女の子触るとか嫌なんだもん……!」
「じゃあもう別れるしかないでしょう?私だって仕事しないと生きていけないわ。美雪が私を養ってくれるの?」
んーと、つまり。
香菜さんと美雪さんって人は付き合ってて……って、え、そういうこと!?
くい、と服の袖を引っ張られて後ろを振り向くと雅也さんがいた。
玄関に近い部屋に呼ばれ足音をたてないようについていく。
女の人の叫ぶような声に、私は慌ててドアを閉めた。
会社と言ってもここはマンションの一角だ。
もし苦情でも来たら退去させられるかもしれない。
「そりゃ好きだけど……」
……ん?香菜さんの声?
あれ?何かおかしくない?
「分かってるもん!自分が嫉妬深いの、ちゃんと分かってるもん!」
「そうはいうけどそれで私は美容院を辞めるはめになったのよ?」
「だって!香菜が他の女の子触るとか嫌なんだもん……!」
「じゃあもう別れるしかないでしょう?私だって仕事しないと生きていけないわ。美雪が私を養ってくれるの?」
んーと、つまり。
香菜さんと美雪さんって人は付き合ってて……って、え、そういうこと!?
くい、と服の袖を引っ張られて後ろを振り向くと雅也さんがいた。
玄関に近い部屋に呼ばれ足音をたてないようについていく。

