この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コンプレックス
第3章 弟の会社
1人で夕飯を済ませた翔は、部屋で悶々としていた。

いつも通りの可愛い笑顔で話を聞いてくれていた愛里咲。

その笑顔が凍りついたのは『白取』の名前が出た瞬間だ。


ガチャッ
いきなり開かれるドア。

「兄貴、何があった?」

毎度の事ながら、ノックもせずに翔の部屋へと入ってくる琉。


「琉! 愛里咲ちゃん大丈夫か?」

ガバッと顔を上げた翔。

「今は寝てる」

そう言うと、琉は翔の机に付いている椅子へと腰掛けた。

雰囲気から、琉が愛里咲を心配しているのが伝わってくる。

「……どうしたんだろうな」

翔は神妙な顔付きで琉を見た。


「俺が聞いてんだけど?」

片眉を上げ、少しだけ翔を睨む琉。

「は?」

「愛里咲に何したんだよ?」

「───はぁっ⁈ お前っ、実の兄貴を疑うのか⁉︎ 」

弟の口から飛び出した言葉に、翔は声を荒げる。


「あの場には兄貴しか居なかっただろ」

「なっ…愛里咲ちゃんは何て言ってんだよ?」

「……何も言わねぇんだよ」

「あー…」

形のいいその唇をグッと噛み締める琉。

その仕草に琉の気持ちを感じ取った翔は、
琉の勤め先の子会社の感じの悪い担当 白取の話をし、
その話をした時から愛里咲の様子がおかしいと付け加えた。


/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ