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コンプレックス
第3章 弟の会社

要らぬ心配を掛けたくない。
でも変な誤解をされたくない。
かといって、夫婦生活を暴露なんて出来ない。
どんどん墓穴にはまる愛里咲。
ジワリとその瞳に涙の膜が張った。
─────と、
「ぶっ…」
リビングの入り口から、堪え切れずに噴き出した笑い声。
かぁぁぁっと、愛里咲の顔が茹で蛸のように赤くなる。
「もーっ、琉ちゃんのバカ‼︎ 」
ホッとしたような、恥ずかしいような、
愛里咲の瞳からポロポロと涙が零れ出す。
「バカ正直に答え過ぎなんだよ」
親指の腹で愛里咲の頬に零れた涙を拭う琉。
ズキズキと胸は痛むのに、翔はその光景から目が離せなかった。
でも変な誤解をされたくない。
かといって、夫婦生活を暴露なんて出来ない。
どんどん墓穴にはまる愛里咲。
ジワリとその瞳に涙の膜が張った。
─────と、
「ぶっ…」
リビングの入り口から、堪え切れずに噴き出した笑い声。
かぁぁぁっと、愛里咲の顔が茹で蛸のように赤くなる。
「もーっ、琉ちゃんのバカ‼︎ 」
ホッとしたような、恥ずかしいような、
愛里咲の瞳からポロポロと涙が零れ出す。
「バカ正直に答え過ぎなんだよ」
親指の腹で愛里咲の頬に零れた涙を拭う琉。
ズキズキと胸は痛むのに、翔はその光景から目が離せなかった。

