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コンプレックス
第3章 弟の会社

あの時の琉の言葉を思い出しながら、翔は少し恥ずかしげに言葉を紡いだ。
「その…縛られたりとか…」
「───…っ」
愛里咲が小さく息を飲み、翔は目を瞠る。
「え⁈ されてるの⁈ 他には? 他に酷い事されてない⁈ 」
「やっ…あの、別に…酷い事はされてないです」
心配してくれているのだろう。
分かっていても、愛里咲の口からは下手な事が言えずに言葉を濁してしまう。
「え? じゃあ…愛里咲ちゃんが好んで縛られてるの?」
「ええっ⁈ ちち、違います‼︎ それは琉ちゃんが無理矢理…」
「っ‼︎ あいつ…」
「いやっ、でもその…あの、私が本気で嫌がる事はしないから…」
「え? あ…そういう趣味?」
「趣味じゃありません‼︎ 」
「その…縛られたりとか…」
「───…っ」
愛里咲が小さく息を飲み、翔は目を瞠る。
「え⁈ されてるの⁈ 他には? 他に酷い事されてない⁈ 」
「やっ…あの、別に…酷い事はされてないです」
心配してくれているのだろう。
分かっていても、愛里咲の口からは下手な事が言えずに言葉を濁してしまう。
「え? じゃあ…愛里咲ちゃんが好んで縛られてるの?」
「ええっ⁈ ちち、違います‼︎ それは琉ちゃんが無理矢理…」
「っ‼︎ あいつ…」
「いやっ、でもその…あの、私が本気で嫌がる事はしないから…」
「え? あ…そういう趣味?」
「趣味じゃありません‼︎ 」

