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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
薄く閉じた瞼の隙間からセイジの長い睫毛がぼやけて見える。

ふふふ…セイジも男性なのに睫毛長いんだよね。

そんな些細なことも、愛おしく思えた。

セイジの舌先が上唇を線を引きながらなぞり、シャッターを開くみたいに持ち上げられる。

「う…うぅん…」

こじ開けられた隙間へ生温かい感触が挿し込まれ、ゆっくりと私の舌を絡め取っていく。

クチュ…クチュ…チュク…

ついさっきまで舌を包んでいたほのかな甘みが、セイジの舌に舐められていくかのように消えていった。

「んっ…ふぅん…」

ケーキの余韻は薄らいでいくけど、愛しい人から注入される砂糖水みたいな愛情は極上の甘さだった。

激しくなるセイジの舌の動きに合わせるとお互いの舌の根まで埋め込ませ、唇の曲線を隙間なく重ね合わせる。

グチュ…ジュプ…クジュ…

溢れてくる唾液が逃げ出す隙間もなく、密封された空間で赤い攪拌機で泡立てられいった。

セイジのものと自分の液体が混ざり合い、喉に流し込まれて食道を落ちていく感覚に何故か下腹部が激しく疼きだす。

「ふっ…うっく…」

いつになく激しいセイジの口付に、力が抜けてきてソファーに背中が凭れていくとセイジが身体を覆いかぶせてきて、そのまま一緒に倒れ込んだ。

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