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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson
「え…このままでいいの?」

「うん、二人で突こうよ」

カップを載せたソーサーを両手に持って、セイジはソファーへ向かっていく。

「分かった…切るのも面倒だもんね」

私は口元を緩ませながら、ケーキが載ったお皿をカップの間に並ぶように置いた。

「はい、セイジ!フォーク」

「有難う。じゃぁ食べよっか!」

セイジの膝にくっ付きそうなくらいの位置まで近寄って、ソファーに腰掛ける。

二人で一つのケーキを突くなんて…
まるでラブラブの恋人同士みたいだぁ〜。

フォークをギュッと握り締めて、胸に沁み入る幸せに耽っているとセイジはお皿を持ち上げて

「琴海はどこから食べたい?」

私を気遣ってわざわざ聞いてきてきた。

「えっ!どこでもいいよ!セイジが好きな所から食べて!」

「ははは〜!こういうことは女の子が優先だよ」

屈託なく明るく笑うセイジの笑顔が爽やかで、凄く眩しい。

ドッキュン〜!!ドスッ!
今、胸にハートの矢がザクザク射さったわ!

優しい!
やっぱり絶対、セイジは優しい〜!
スキィィィィィ!!

久々のセイジなこともあって、脳内でときめきホルモンが大放出していると

「はい!琴海、あ〜んして」

セイジはフォークに載せたケーキの切れ端を私の口元に寄せてきた。

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