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ラブカルチャースクール 2
第43章 M 卒業 Lesson

中から出てきたのは真っ白な生クリームの上にツヤツヤのサクランボが輝いている――――
「サクランボのショートケーキ…」
「さっき傾けちゃったから、少し角が崩れてるけど…」
「あ…これ…わざわざ買ってきてくれたの?」
「うん…やっぱり琴海のレッスンの時はこれを食べたくなるんだよね」
セイジは少しはにかんで引き出しからお皿を取り出し、少し角が潰れたショートケーキを載せる。
「うん。相変わらず人気みたいで、俺が買いに行った時はワンピースしか残ってなくて…でも琴海と半分こもいっかなぁとか思って一つだけ買ってきたんだ」
セイジの気持ちと言葉に胸が熱くなる――――。
ケーキを買いながら私のことを考えてくているだけで、泣きたくなるくらい幸せに思えた。
「セイジ…有難う。凄く嬉しい…」
「本当〜?良かった!やっぱり琴海はこのケーキが好きだね〜」
「もう〜好きだけど、それだけじゃないもん」
セイジと半分こ出来るなら、何だって嬉しい。
「紅茶も飲み頃になったから、食べよう〜!」
「うん!私ケーキ切るね〜!」
半分切った方が食べ易いと思って、ケーキナイフを探そうとしたら
「琴海、切らなくて良いんじゃないかな?」
赤い液体を茶漉しに通しながら、微笑みかけてくるセイジが妙に楽しそうに見えた。
「サクランボのショートケーキ…」
「さっき傾けちゃったから、少し角が崩れてるけど…」
「あ…これ…わざわざ買ってきてくれたの?」
「うん…やっぱり琴海のレッスンの時はこれを食べたくなるんだよね」
セイジは少しはにかんで引き出しからお皿を取り出し、少し角が潰れたショートケーキを載せる。
「うん。相変わらず人気みたいで、俺が買いに行った時はワンピースしか残ってなくて…でも琴海と半分こもいっかなぁとか思って一つだけ買ってきたんだ」
セイジの気持ちと言葉に胸が熱くなる――――。
ケーキを買いながら私のことを考えてくているだけで、泣きたくなるくらい幸せに思えた。
「セイジ…有難う。凄く嬉しい…」
「本当〜?良かった!やっぱり琴海はこのケーキが好きだね〜」
「もう〜好きだけど、それだけじゃないもん」
セイジと半分こ出来るなら、何だって嬉しい。
「紅茶も飲み頃になったから、食べよう〜!」
「うん!私ケーキ切るね〜!」
半分切った方が食べ易いと思って、ケーキナイフを探そうとしたら
「琴海、切らなくて良いんじゃないかな?」
赤い液体を茶漉しに通しながら、微笑みかけてくるセイジが妙に楽しそうに見えた。

