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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目

「ヤナセ…さん…」
多分予測をしていたか、ハナブサの報告を受けたか…
足元がおぼつかない私を待っていてくれたんだろう。
ヤナセは手を差し出して
「どうぞ…お掴まり下さい…」
優しく微笑んだ。
「はい…有難うございます…」
貴公子ヤナセ様にここまでさせて、断れる訳がない!
この手を払い除けられる女性が居たら会ってみたいものだ。
大人しくヤナセの手に自分のを重ねると、指先を軽く握られた。
ヤナセはハナブサの方に視線を向け
「ハナブサ…ご苦労様…」
ハナブサは小さく頷いて
「琴海さん、これにて失礼致します」
「はい…失礼します…」
パッタン!
控え室のドアが淡々と閉まった。
「あ…」
なんかまるで、夢でも見ていたような気分だ。
「琴海様…歩けますか?」
ヤナセの声に現実に戻される。
「はいっ!大丈夫です!」
大分落ち着いたから本当は一人でも歩けるのだが、今はヤナセに歩行訓練みたいに手を引かれてソファーに辿り着いた。
「はい…ゆっくりお座り下さい…」
「はい…」
ヤナセの手を離し両手をソファーに付けると、安堵感からか力が抜けて
バッフンッ!
頭からクッションにつんのめっていった。
多分予測をしていたか、ハナブサの報告を受けたか…
足元がおぼつかない私を待っていてくれたんだろう。
ヤナセは手を差し出して
「どうぞ…お掴まり下さい…」
優しく微笑んだ。
「はい…有難うございます…」
貴公子ヤナセ様にここまでさせて、断れる訳がない!
この手を払い除けられる女性が居たら会ってみたいものだ。
大人しくヤナセの手に自分のを重ねると、指先を軽く握られた。
ヤナセはハナブサの方に視線を向け
「ハナブサ…ご苦労様…」
ハナブサは小さく頷いて
「琴海さん、これにて失礼致します」
「はい…失礼します…」
パッタン!
控え室のドアが淡々と閉まった。
「あ…」
なんかまるで、夢でも見ていたような気分だ。
「琴海様…歩けますか?」
ヤナセの声に現実に戻される。
「はいっ!大丈夫です!」
大分落ち着いたから本当は一人でも歩けるのだが、今はヤナセに歩行訓練みたいに手を引かれてソファーに辿り着いた。
「はい…ゆっくりお座り下さい…」
「はい…」
ヤナセの手を離し両手をソファーに付けると、安堵感からか力が抜けて
バッフンッ!
頭からクッションにつんのめっていった。

