この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目
「ヤナセ…さん…」

多分予測をしていたか、ハナブサの報告を受けたか…
足元がおぼつかない私を待っていてくれたんだろう。

ヤナセは手を差し出して

「どうぞ…お掴まり下さい…」

優しく微笑んだ。

「はい…有難うございます…」

貴公子ヤナセ様にここまでさせて、断れる訳がない!

この手を払い除けられる女性が居たら会ってみたいものだ。

大人しくヤナセの手に自分のを重ねると、指先を軽く握られた。

ヤナセはハナブサの方に視線を向け

「ハナブサ…ご苦労様…」

ハナブサは小さく頷いて

「琴海さん、これにて失礼致します」

「はい…失礼します…」

パッタン!

控え室のドアが淡々と閉まった。

「あ…」

なんかまるで、夢でも見ていたような気分だ。

「琴海様…歩けますか?」

ヤナセの声に現実に戻される。

「はいっ!大丈夫です!」

大分落ち着いたから本当は一人でも歩けるのだが、今はヤナセに歩行訓練みたいに手を引かれてソファーに辿り着いた。

「はい…ゆっくりお座り下さい…」

「はい…」

ヤナセの手を離し両手をソファーに付けると、安堵感からか力が抜けて

バッフンッ!

頭からクッションにつんのめっていった。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ