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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目

赤くなった顔にハナブサは

「琴海さん…体調崩しましたか?」

指先を綺麗に揃え、手のひらをおでこに当ててくる。

ひんやりと冷たい手に、余計熱が上がりそうだ。

「わっ!だだだ大丈夫です!」

ハナブサは眼鏡を少し上げると、レンズが光り

「ヤナセにタクシー出すように伝えてありますので…お気を付けてお帰り下さい」

あぁ…今日はタクシー無しで帰ろうと思ったのに…
またラブカルタクシー出動させてしまった。

「はい…有難う…ございます…」

ケースを両手で握って、力なく項垂れた。

「では…これにて本日のレッスンを終了します…お疲れ様でした」

ハナブサは膝に手を乗せ綺麗に一礼をし、顔を上げると共に眼鏡のフレームを押さえながら

「では…ヤナセがお待ちかねだと思いますので、ドアまでお見送りさせて頂きます」

「え…ドアまで?」

もしかして…

ドアに向かう私が転ばないように、ハナブサは至近距離で付いてきてくれた。

 ガチャリ…

ドアを開けると…

あぁ…やっぱり…

壁に寄りかかりながら組んでいた腕と脚を解くとサラサラの髪がゆれ…

「お疲れ様です…琴海様…」

美しい微笑みを湛えるヤナセが待ち受けていた。


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