この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目
ハナブサを見ると、竿から抜いた扇子を綺麗に掃除し始めた。

「ぷっ…ふふふ…」

その真剣な眼差しに、思わず笑が込み上がる。

「ん…琴海さん、如何されました?」

扇子を握ってハナブサは、笑っている私に黒曜石の瞳を光らせた。

「いえ…何でもございません」

ハナブサのレッスンは…
本当に甘い余韻がなくて、それが却ってハナブサらしいと思った。

「ハナブサさん…私、支度してきます」

ベットから降りて床に落ちているローブを拾い、シャワールームへ向かって行こうとすると、ハナブサは眼鏡を掛け直し

「はい…お待ちしております」

淡々と告げた。

一人一人…
顔立ちも、性格も、生き方も違う…

人の数だけ考えがある様に…

講師の数だけ、レッスン内容が違う…。

型にハマる必要はないんだ…

私は私が出来る事をしていこう!

ヤナセが…ワタリが…皆が…
ラブカルが教えてくれた事!

ローブを肩に掛けて、勢い良く一歩踏み出す… 

ヨロ〜ン!

「えっ!な、なにっ!」

真っ直ぐ歩こうとしたら、ヨロヨロと酔っ払いみたいに千鳥足になった。
 
「琴海さん!?」

ハナブサが慌ててベッドから飛び降りてきて、身体を支えてくれた。

どうやら…しばらく『呪いに扇子』の呪詛は抜けない様だった…。

とほほ〜ん。

/2183ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ