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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目

ハナブサを見ると、竿から抜いた扇子を綺麗に掃除し始めた。
「ぷっ…ふふふ…」
その真剣な眼差しに、思わず笑が込み上がる。
「ん…琴海さん、如何されました?」
扇子を握ってハナブサは、笑っている私に黒曜石の瞳を光らせた。
「いえ…何でもございません」
ハナブサのレッスンは…
本当に甘い余韻がなくて、それが却ってハナブサらしいと思った。
「ハナブサさん…私、支度してきます」
ベットから降りて床に落ちているローブを拾い、シャワールームへ向かって行こうとすると、ハナブサは眼鏡を掛け直し
「はい…お待ちしております」
淡々と告げた。
一人一人…
顔立ちも、性格も、生き方も違う…
人の数だけ考えがある様に…
講師の数だけ、レッスン内容が違う…。
型にハマる必要はないんだ…
私は私が出来る事をしていこう!
ヤナセが…ワタリが…皆が…
ラブカルが教えてくれた事!
ローブを肩に掛けて、勢い良く一歩踏み出す…
ヨロ〜ン!
「えっ!な、なにっ!」
真っ直ぐ歩こうとしたら、ヨロヨロと酔っ払いみたいに千鳥足になった。
「琴海さん!?」
ハナブサが慌ててベッドから飛び降りてきて、身体を支えてくれた。
どうやら…しばらく『呪いに扇子』の呪詛は抜けない様だった…。
とほほ〜ん。
「ぷっ…ふふふ…」
その真剣な眼差しに、思わず笑が込み上がる。
「ん…琴海さん、如何されました?」
扇子を握ってハナブサは、笑っている私に黒曜石の瞳を光らせた。
「いえ…何でもございません」
ハナブサのレッスンは…
本当に甘い余韻がなくて、それが却ってハナブサらしいと思った。
「ハナブサさん…私、支度してきます」
ベットから降りて床に落ちているローブを拾い、シャワールームへ向かって行こうとすると、ハナブサは眼鏡を掛け直し
「はい…お待ちしております」
淡々と告げた。
一人一人…
顔立ちも、性格も、生き方も違う…
人の数だけ考えがある様に…
講師の数だけ、レッスン内容が違う…。
型にハマる必要はないんだ…
私は私が出来る事をしていこう!
ヤナセが…ワタリが…皆が…
ラブカルが教えてくれた事!
ローブを肩に掛けて、勢い良く一歩踏み出す…
ヨロ〜ン!
「えっ!な、なにっ!」
真っ直ぐ歩こうとしたら、ヨロヨロと酔っ払いみたいに千鳥足になった。
「琴海さん!?」
ハナブサが慌ててベッドから飛び降りてきて、身体を支えてくれた。
どうやら…しばらく『呪いに扇子』の呪詛は抜けない様だった…。
とほほ〜ん。

