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乳牛メイドのホルスタイン あの、かけがえのない日々のこと
第5章 第4話 海岸線の小旅行
「ホルスタイン、これが本当の海の色だよ。図鑑や旅行記で見るよりずっと綺麗でしょう?」
「ええ、とても感慨深いです。ですが、思ったより人が多いですね」
「ここは観光客にも人気の海岸だからね。好きに泳ぐのは難しいから、軽く水に入って遊ぼうか」
「どちらにせよ私は泳げませんので、それだけで満足です。水着が流されないよう気をつけて参ります」
「あははっ、脱げにくい水着だけどもしそうなったら大変だね。ホルスタインは魅力的だから」

 袖はないけれど私の豊満な胸元から腹部までを覆うキャミソール状の上の水着と、腰回りがスカート状になっている下の水着。

 私の身体的特徴があまり目立たないようにと坊ちゃまが選んでくれた上下の淡青色の水着は肩まで届く紫色の長髪の私によく似合っていて、黄色の腰巻状の水着だけを来た坊ちゃまは先ほど更衣室で着替えてきた私の水着姿を惚れ惚れとした表情で眺めていた。

 美青年に成長した坊ちゃまと並んで歩く半亜人の私はこの海岸線でも衆目を集めていて、沿岸の都市で暮らす人間族は歴史的に亜人への差別意識が薄いこともあってかその視線は内陸の都市でよく感じる侮蔑的なものとは異なるように思えた。


「ホルスタイン、海の水は冷たくないかい? 今年の夏季はちょっと涼しいからね」
「全く問題ございません。ほどよい温かさで寝転んでみたいぐらいです」
「そうかそれは何よりだ。じゃあ、ほらっ!」
「きゃっ! 坊ちゃま、それは流石に冷たいです。では私も……」

 水深の深い砂の上に足を着けて、坊ちゃまは私に両手で海水をすくって飛ばした。

 温かくも少し冷たい海水が水着の上から私の身体を濡らし、44歳の私は少女の頃に戻ったような気持ちで坊ちゃまに海水をすくって投げた。


 2人で一緒に海水をかけ合って、肩が浸からない程度まで砂の上を沖合へと歩いて、身体が冷えてくると砂浜に並んで寝転んで陽の光を浴びた。

 周囲には大勢の観光客の姿があるのに、隣り合ってうつ伏せで砂浜に寝転びながら坊ちゃまと見つめ合っていると、まるでこの世界に私たち2人しかいないような幸せな幻想に|囚《とら》われた。


 このまま、時が止まってしまえばいいのに。
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