この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
面会に来た嫁を襲う老人ホームの鬼畜たち
第6章 6
夫からは、

「お前は男に生まれるべきだった」

と、言われることも再々だったが、私自身も、

自覚していたから、受け流せた。夫は何事でも、

「どう思う?」

「どうしたらいいと思う?」

「任せるよ」

が口癖だったが、意見を求められ、委任されることで、

自分がこの人にとって必要だと思われているという

ある種の自己肯定感を与えられていたのだと思う。

そして降って湧いた舅の老人ホームへの入所の問題。

舅のケアマネジャーの瀬島さんから届いた郵便。

夫は机の上に放置し、他の書類に埋もれかけていた。

それを掃除ししていた私が見つけた。

私が内容を確認し、夫に瀬島さんと会って、

今後のことを決めるように話した。

夫は、いつものように、

「どうしたらいい?」

から始まり、最後には、

「任せるよ」

と言い出した。自分の父親のことを妻に任せるのは、

さすがに違うと思い、

「自分の父親のことよ」

と、私が言うと、夫は瀬島さんに連絡をしていた。

そして、契約前に、夫だけではなく、

保証人になる私にも施設の確認と

契約書へのサインが必要という説明があった。

当然と思った。

舅が自分の貯金と年金から支払いはするとしても、

息子夫婦である我が家と無縁の話ではないのだから。

それに、舅はいい人だった。善良で優しい人。

姑も嫌な思い出はなかった。

仕事ばかりしている嫁の私を認めてくれていた。

夫より10歳も年下の私に、

「息子を頼みます」

と、言ってくれた姑。そして、舅。

舅が気に入ったという老人ホーム『トリプルケア』

ケアマネジャーの瀬島さんもしっかりした人に見えた。

夫と同年代。でも、漂う雰囲気が違った。ニヒルな感じ。

大学時代の友人知人にも、同僚にも、顧客にもいないタイプ。

伺った『トリプルケア』の施設長の佐藤さんも違った。

介護分野という今まで知ることの無かった世界だからなのか、

それとも、違う理由だったのか、わからないけど、

何かが違った。

そして、『トリプルケア』の入所者。

舅と同じ世代。知的な雰囲気があった。

愛想も良くて、舅と同じような匂いがしたけど、

何かが違うように感じた。
/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ