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初恋のメリーバッドエンド・幼馴染とのハッピーエンド
第6章 “優弥の誠意”と“夏美の真愛”
「夏美、今日は良いだろ?ずっと我慢してたんだ。だから・・・」

「ええっ!!?う、う~ん。まあ良いけど、それじゃあ子供達を寝かし付けたらね・・・?」

 度重なる夫からの誘いを断り切れずに若妻は戸惑いながらも彼に抱かれる事にした、優弥はまだうら若き青年であり、尚且つ逞しい男でもあったからそう言った事も夏美の胸を高鳴らせる一因となっていたのだ。

(優弥は私を、女として見てくれていたんだ・・・!!!)

 その事が何より嬉しかった、自分が大事にされていた事は知っていた、優弥は夏美から何を言われても絶対に怒らなかったし、彼女に当たり返す事もしなかった。

 それどころかいつも優しく微笑んでくれて、静かに声を掛けてくれていたのだ。

 だから。

 悪し様な態度をとって蔑ろにし続けた事を本当は彼に謝りたかった、それも軽くでは無い、しっかりと真正面から真摯に贖罪の言葉を述べたかったが、どうしても彼女はいざその時になると“さっきはゴメンね?”、“ちょっとイライラしてたの・・・”の一言以上が出せなかった、“母親としての矜持”や“女としてのプライド”が邪魔をして中々に素直になれなかったのだ。

 そんな彼女を見て1回だけ、優弥が悲しそうに微笑んだのを見た、“ああ、傷付けてしまっているんだな・・・”と感じて心が痛くなったがそんな日々を送っていた彼女はだから、優弥が自分をこんなにも必死になって誘ってくれるとは思わなかった、“まだ自分は女として見てもらえているんだ”、“ちゃんと愛してもらえてたんだ・・・!!!”と感じて気持ちが昂ぶり、何より女としての喜びを覚えてその日はきっと自分の中では忘れられない1日になるだろうな、とも思った。

「もう・・・っ。そんなにしたかったなら、その・・・。素直に言えば良いじゃないの・・・!!!」

「ゴメンね?夏美。だけど君も疲れているっぽかったから、なんとか折りを見て話そうと思ってさ・・・!!!」

 彼に対するトキメキと、嬉しさの裏返しである照れ隠しの為に頬を赤らめながらも夏美はなんとかそう言うと急いでお風呂に入ってシャワーを浴びるが、いそいそと出て来た若妻を優弥はそれから暫くの間は片時も離さなかった。
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