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初恋のメリーバッドエンド・幼馴染とのハッピーエンド
第4章 それぞれの救済
 それを聞いた可奈は“そっか・・・”とちょっとだけホッとしたような声を発した、その時までは少し緊張していたようだったから、肩の力が抜けたのかも知れない。

「ねえ、優ちゃん。さっき教えてくれたよね?“祈る事が愛なんだ”って。私はね?いままで凄く苦しかったんだ、翔くんがいなくなってから気持ちも心も宙ぶらりんになっちゃって。何て言うかね?糸が切れたみたいになっちゃったの・・・」

「・・・・・。うん、それで?」

「私ね?本当は今日、あの場所で優ちゃんを焚き付けて、“抱いて欲しい”って思ってたんだ。“お前は俺の女だ”って言って、力任せに貪り尽くして欲しかった。翔くんを忘れさせて欲しかったんだよ?」

 “もう嫌だったんだ”、“これ以上辛い思いをするのは耐えられなかった”と事ここに至って漸く可奈は自分の本心を口にする。

「翔くんがいなくなってからね?私は“生き甲斐”をなくしちゃったんだ、本気で翔くんの事が大好きだったから。だからね?その寂しさを優ちゃんで穴埋めしようとしたんだよ。本当にごめんね?私、本当に最低だったと思う・・・」

「・・・だけど、でも。こんな電話をしてきたと言う事は、いまはもう違うんだろ?」

「うん。優ちゃんに言われて目が覚めたよ、私。都合が良かったんだね?翔くんの為に祈る事もしないでただただ、自分の事しか考えていなかった。だから今日、優ちゃんに“死んだら愛が終わるなんて有り得ない”って言われてさ、ちょっと考えさせられたんだ。ハッとさせられたって言うのかな?とにかく目が覚める感じがした・・・」

 そう言った可奈の言葉には、漸くにして負の思いから解き放たれた者だけに現れる清々しさと言うか、力強さがあった。

「私、今日気付いたの。私はね?翔くんの分まで生きるって、これからもずっと翔くんの事を思い続けて生きるんだって。いつか私もあっちの世界に行った時に、胸を張って翔くんに会えるようにする為に・・・」
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