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初恋のメリーバッドエンド・幼馴染とのハッピーエンド
第4章 それぞれの救済
 それを聞いた優弥は内心で“良かった”と思った、“可奈はいま、芯から兄さんのモノになったんだ”、“兄さんだけのモノになったんだ”と。

 可奈はこの先、一生兄への思いを胸に抱いて生きて行くつもりなのだろう、その強い覚悟と決意とが、ありありと伝わって来た。

「私はね、優ちゃん。いまは凄く幸せだよ?だってこんなステキな世界に生まれて来れて、翔くんみたいな格好良い人に出会えて・・・。たった一度の本気の恋が出来たんだから!!!ただね?ほんの少しだけ、世の中の他のカップルより不幸せだっただけ・・・。そうでしょ?」

「あはは・・・。可奈、兄さんはね?いつも可奈と一緒に居るよ?心を向ければすぐにでも、思いと言うのは通じ合えるモノだからね・・・」

「・・・そっか、うん。そうだよね!!?」

 それを聞いた可奈は嬉しそうに応えるが、なんだか吹っ切れたような感じが電話越しにも伝わって来て、思わず優弥を安心させる。

「有り難う、優ちゃん。優ちゃんがいなかったら私、ずっとずっと苦しんで、悲しんで・・・。とんでもない事になっていたと思う、自分を見失っていたと思うから。だから本当に有り難う!!!」

「可奈、もう大丈夫みたいだね?本当に吹っ切れたような感じがするよ、昔みたいな眩しさを感じる・・・」

「あははっ、なにそれ。凄いキザだよ?優ちゃん!!!」

 笑いながらそう言うと、可奈は更に続けた。

「ねえ優ちゃん、私はもう大丈夫だから・・・。だから今度からはその優しさを、他の人の為に使ってあげて欲しいの。大丈夫、きっと優ちゃんも巡り会えるよ?“自分だけの女の子”に・・・」

「・・・自分だけの?」

「そうだよ?優ちゃんだけの女の子。これからはその子を探してあげて欲しいの、きっとその子はいまは何処かでひとりぼっちで苦しんでいると思う。泣いていると思うから・・・!!!だからその子を探してあげて?その子を癒してあげて欲しいの、寄り添ってあげて欲しいの。・・・いままで私にそうしてくれたように」
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