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初恋のメリーバッドエンド・幼馴染とのハッピーエンド
第4章 それぞれの救済
 優弥が可奈と別れた日の夜。

 再び彼女からLINEが来た、“さっきはごめん”、“私どうかしてた”と。

 そして“電話しても良い?”、“どうしても話したい事があるんだ”と。

 それに対して優弥は“俺は全然気にして無いよ”、“だから可奈も気にするな”と返して“電話なら構わないよ?”、“いまは時間があるからさ”と綴った。

 すると。

 直後にスマートフォンが振動し、可奈から電話が掛かって来る。

「・・・も、もしもし。優ちゃん。可奈です」

「もしもし?どうしたんだよ、可奈・・・」

「うん、あのね・・・?さっきはごめん、私。本当に最低だった・・・」

「・・・いいや?別に。まあちょっと驚きはしたけどね、だけどどうって事無いよ」

 優弥はここでも本心を告げるがこう言う彼の反応と言うか態度は一々可奈を刺激する。

「ねえ優ちゃん。どうして翔くんが死んだときに帰って来なかったの・・・?」

「あの時はまだ藻掻いている真っ最中だったからね、とにかく君や兄さんのいる場所だとか、自宅には近付きたく無かったんだ。・・・それに当時は付き合っていた子もいたしね?その子の所に身を寄せていたから」

「・・・それじゃ翔くんが死んだ事は、何とも思わなかったの?私の事は“ザマーミロ”って思ったでしょ?」

「ううん。それは全く思わなかったよ?いいや、少しは思ったかも知れないけれど。それよりも何よりもホッとした、と言うのが正直な所かな?とにかく兄さんが死んだときに“ああ、これで兄さんを忘れられる”って思った。“いなくなってしまったヤツの事なんか考えても仕方が無い”って、あの時は真面目に考えていたからね・・・」

「・・・それじゃ私の事も、“死ねば良い”って思ってた?そうすれば私からも解放されるもんね。どう?当たりでしょ!!!」

「・・・可奈に“死んで欲しい”って|希《こいねが》った事は一度も無いよ?これは兄さんに対してもそうだったけど、別に可奈や兄さんが悪い訳では無いからね。だから“何とかして忘れたい”、“乗り越えなくてはならない”とは思ったけれども“死んで欲しい”って願った事は一度も無い。・・・ま、“思いそうになった”事は何度かあったけどね?」
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