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O……tout……o…
第1章 おとうと
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 それからのわたしと荒川部長とは、会社では秘密のお付き合いを徹底し、意識して社内ではなるべく仕事以外の会話はしないように努めたり…
 あの夜以来、出来るだけ二人だけの残業をしないようにしたし…
 退社時間が同じになる場合でも、必ずズラして帰社するように意識をし…
 そして逢瀬でも、一人だけ下車駅が同じ同僚がいるせいもあって…
 ほぼ、いや、100%荒川部長のマンションで逢うように…
 と、徹底したのであった。

 なぜなら、保険会社という性質上、どうしても女性社員が半分以上、いや、7割が女性社員であり、不倫関係ではないのではあるが、何をどう噂され、誹謗されるか分からない…
 だからこそ、とりあえずはしばらくは必要以上に秘密を徹底してお付き合いをしていこうと、彼からの提案であった。

 そして、もちろん、わたしも、仕事以外の人間関係で煩わしく感じたりはしたくなかったし…
 なにより荒川部長は全女性社員の中での人気No.1でもあったから…
 へたに、ひがみやヤッカミや、嫉妬の類いでの誹謗中傷等を受けたくはなかったから、そんな彼の提案を素直に受けたのである。

 そしてお付き合いも順調に、平和に、そして彼からの愛情を充分に感じ…
 最初の頃の週三日から、二日へと減り、いや、お互いに想いと愛情を認識できたから、昂ぶる気持ちに落ち着きと余裕ができてきて、週二日、もしくはお互いのプライベートな予定によっては週一日という逢瀬のサイクルになっていたのだった。

 そして、明日の土日は泊まりに行こうと予定をし、珍しく残業もなく、定時退社となった週末の金曜日…
 わたしは日用品等々の買い物を済ませ、午後七時半過ぎ辺りに自宅マンションに帰ってきたのである。

 普段は早くても、ほぼ九時を過ぎてしまうような帰宅であったから、今夜は本当に珍しく早い帰宅であった…
 そして明日の土日の休日には、久しぶりに二泊するからという高揚と昂ぶる気持ちに包まれてもいたのだ。

 だが…
 買い物袋を手にし、マンションのエントランスに入って郵便ポストをチェックし、エレベーターホールに差し掛かった時であった…

「あ……」
 斜め後ろの、エントランスの共有の待ち合わせソファーから、そんな小さな声が聞こえたのに気付き、何気なく振り向くと…

「えっ……」

 ドキンっ、ドキドキドキドキ…
 



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