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混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第8章 ワニ
一方、トイレから部屋に戻り、着替えを手にした茉莉子は、3人がどうしているのか気になった。というのも、部屋が静まり返っていたからだった。

女将の話では、前回は騒いでいたという話だった。女子がいないから騒がないのかもしれないけど。わたしみたいなオバサンでは騒ぎようもないのかもと思いながら、覗くと、部屋の引き戸は開いたままで、気配もなかった。

「壮介くん、将星くん、征人くん」

3人の名前を呼んでも返事もなく、静まり返っていた。覗いてみても、敷かれた布団の上に3人の姿はなし。もぬけの殻という感じだった。茉莉子はふと思った。泡盛を呑んでいる3人がバイクを飛ばして、出掛けたとは考えられないし、考えられるのは、入浴ぐらい。

茉莉子も、入ろうと思っていたところだけど、3人が入っているなら、上がるのを待つべきかもしれないと思った。

それに男3人で寛いでいるところに突入するのも、迷惑だろうし…。息子達なら間違いなくブチ切れられるという自覚はあった茉莉子。

というのも、10年前に、ここに泊まった時には、長男10歳、次男9歳、三男7歳、四男6歳が入っているところに突入したこともあった。

混浴の露天風呂であり、家族で入ることに何ら障害はないと思っていた茉莉子だったが、長男、次男が激怒した。小学4年生、3年生になると、羞恥心が芽生えていたのかもしれないと、茉莉子は、茉莉子なりに理解したつもりだったが、今から思えば、あの辺りから長男。次男の態度が…

とはいえ、あの時は、息子たちが入浴中だったことを茉莉子は知っていて、あえて踏み込んだ。

今回は、3人が入っていることは知らないことになっている。確認のため一階に降りて、風呂の入り口を見た茉莉子。

『使用中』の札はぶら下がっていなかった。ここにはいない?とも思わなくもないが、他に行くところもないはず。

確認も兼ねて、入浴することにした茉莉子。中で鉢合わせになって、全裸を見られることになったとしても、あの3人なら構わないと思った茉莉子。

たぶん、この辺りの判断は、アルコールが影響していたのかもしれない。少なくとも、普段の茉莉子なら決してしない判断だった。

3人の気配を感じた茉莉子だったが、何食わぬ顔で、シャワーを浴びて、洗うと湯船に浸かった。
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