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混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第8章 ワニ
「母親じゃなくて、単なる邪魔な女だってわからせてやるって言っているだろ」

「俺たちが、お前の存在を全て否定してやる」

「構って欲しかったんだろ。だから、俺たちのいるところに、ずっと付き纏うんだろ」

「だから、構ってやるよ。俺たちのストレスの原因のお前に、ストレス発散の道具になってもらう。いいよな」

「勉強ばかりしていると、性欲が溜まるんだよ。だから、受け止めてくれよ。可愛い息子の性欲を」

「俺たちはさ、お前に食欲を満たしてくれなんて思っていないんだよ。こんなエロいカラダして、俺たちの周りを徘徊されるとさ、性欲が刺激されて勉強の邪魔になるんだよ」

「わかるか?悶々としていたら勉強がはかどらないんだよ」

「オラ、可愛い息子のお世話ができるんだ。喜べよ」

息子達が睨みながら向かってきた。慌てて、部屋から逃げ出した茉莉子。部屋の中から、ゲラゲラと笑う声がした。

揶揄っているだけだった。でも、その声は茉莉子のなかではトラウマのようになっていた。自分の息子だから、何とか関係を改善したいと思うものの、どこかで怖いと思っている茉莉子。あのときと、夢は被っていた…。

そして、正月も終わり、息子達は、下宿先、寮に戻って行った。散らかったままの長男の部屋を片付けた茉莉子がベッドマットの下から見つけたのは、

『子供部屋ニートの息子2人、母親・凛は性処理係―。 岡江凛』

というタイトルのDVD。パッケージの表紙には女性を挟んで二人の男性。裏面には映像内容らしい写真が…。恐ろしくて、元の場所に戻した茉莉子。

でも、裏面にあった『狂気的な愛欲の家族生活。母と兄弟たちはひとつ屋根の下、日常的に肉体を重ねていって…』の文章が茉莉子の脳裏に焼き付いていた。

息子達が、このDVDをどんな気持ちで見ていたのか…。恐怖はあったが、パッケージの表紙、裏面の写真の女性に恐怖の色はなかった。まして、表紙は息子2人のアレを握っている写真だった。怖くないの?それとも、こういう架空の話だから平気なのかもしれないと、考えたりもした。

あのパッケージは、あの日から気になるたびに、取り出しては見たが、DVDを再生する気持ちにはなれなかった茉莉子。
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