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混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第8章 ワニ
「そうそう。あのLINEで『行こう』ってババアが言っていた温泉。お前らも記憶にあるだろ」

「わかっているって、祖父ちゃんや祖母ちゃんも一緒に行ったから」

「あの時、俺、小学四年だったんだろ。普通さ、小学四年の息子が入っている風呂に母親が着いてくるか?」

「え?着いてくるって、入ってきたの?」

「そうだよ。『どこにいたの?』だって驚いたふりして。だから『どこに』だって?ずっといたよって答えてさ、『母親だからって、息子が入っている風呂に入ってくるってどういう神経しているんだ?』って言ったけど、全然、理解できていない感じだった」

「マジでキモい」

「ありえない」

「でも、ババアに、止めろって言っても、『母親だから』って何が問題?っていう顔しているんだぜ。だから『なんだよ。その顔。母親面するんじゃねえよ』って言ったけど、キョトンとしていて、話にならねぇ」

「それは今でも変わらないよな」

「マジでなめてんじゃねーぞ!」

「デリカシーってものがないのか!」

「大人しくしていたら調子に乗りやがって」

「そうだよな。どこかでガツンと言わないとな」

「『お前なんて母親失格だ。俺の勉強の邪魔ばかりしやがって』って言ってやりたいよ」

「そうそう。『お前が声を掛けてくるたびに手が止まってタイムロスになるんだよ』って、俺も言いたい」

「ムカつくぜ。休みに寮で伸びているところにまで押しかけやがって」

「だろ。だから言いたいんだよな『お前なんか、母親じゃない。そうだろ!息子の邪魔ばかりするヤツは、母親なんかじゃない』って」

盛り上がっていた長男、次男、三男、四男に、茉莉子は、部屋に入って行って、

「どうしてそんなことを言うの?邪魔、邪魔って、わたしが何をしたって言うの?」

と、泣きそうになりながら訴えた。息子達は、口々に、

「だから、今、言っていただろ。勉強の邪魔をするなって。イチイチ、飯だとか、風呂だとか、寝ろとか、指図しやがって。うっせーんだよ」

「その声を聞くだけで虫唾が走る」

「母親だっていうその顔、その声、その話し方。全部、ムカつく」

「お前は母親じゃないって証明してやろうぜ」

「そうだな。邪魔なだけの女だってわからせてやろうぜ」
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