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混浴露天風呂・痴漢ワニに囲まれて
第8章 ワニ
「年末年始くらいは解放だな」
「寮生活は大変なのか?」
「まあ、そりゃね。男ばっかで缶詰だからね」
「確かに、それはご愁傷様だ」
「でも、自立した生活ができるからね。飯も、食堂が開いている時間なら、食いたい時間に利用できるし、自習室も使えるし、時間までなら先生に質問もできる。勉強する環境としては悪くないよ」
など、兄弟が会話していた。物干しのあるバルコニーで洗濯物を取り込み、畳みながら、息子達の会話を聞いていた茉莉子。
「とりあえず、家を出て自由になったのは、同慶の至り」
「鬱陶しい母親からの解放って感じ」
「マジでウザいからな」
「帰ってきたら、この部屋も片付けられていて、勝手に整理整頓しやがって、まるでストーカーだよ」
「そうだよな。纏わりつくなっていうか、付き纏うなっていうか。三者面談にわざわざ来たんだぜ。本土から来る親なんてほとんどいないし、いても父親なのによ。男子校に母親が三者面談に来るなんてありえない」
「それってマジでウザいよな。追いかけてくるなって感じ。お陰で、同級生にも母親の顔がバレてさ。『綺麗なお母さんだね』とか言われて『なあ、お前の母さん、オナネタにしてもいい』とか言いながら、三者面談が終わって帰る写真を見せらて」
「何それ?え、あの母親がオナネタになるって、その同級生、相当の拗らせてないか?」
「男子校で寮生なんて、そんなものだよ。食堂のオバサンや、寮母や、医務室の先生とかでも、オナネタになるくらいだから」
「そうだよな。だとしたら、あの母親なら十分だ」
「そういや、夏に連絡があっただろ。何年か前に行った温泉旅館に行って、花火大会に行かないかって」
「あ、来てた来てた。下らねぇLINE。無視したよ」
「だよな無視だよな」
「こっちは忙しいのに、温泉だとか、花火だとか、バカかよ」
「そうだよ。大学入試まで2年を切っているのに、何が温泉だ。ちょっとは受験を控えている俺に身になってくれよ」
「空気読めよな。マジで、あの母親ときたら、マイページ過ぎてやってられないよ」
「そうだよな。北海道の寮まで三者面談に来るとか、ここまで着いてくるのかよ。クソババアって感じ」
「確かに、マジでたいがいにしろよって感じだよな」
「ホント、キモいって」
「で、止めろって言っても、『母親だから』って何考えているだって話」
「寮生活は大変なのか?」
「まあ、そりゃね。男ばっかで缶詰だからね」
「確かに、それはご愁傷様だ」
「でも、自立した生活ができるからね。飯も、食堂が開いている時間なら、食いたい時間に利用できるし、自習室も使えるし、時間までなら先生に質問もできる。勉強する環境としては悪くないよ」
など、兄弟が会話していた。物干しのあるバルコニーで洗濯物を取り込み、畳みながら、息子達の会話を聞いていた茉莉子。
「とりあえず、家を出て自由になったのは、同慶の至り」
「鬱陶しい母親からの解放って感じ」
「マジでウザいからな」
「帰ってきたら、この部屋も片付けられていて、勝手に整理整頓しやがって、まるでストーカーだよ」
「そうだよな。纏わりつくなっていうか、付き纏うなっていうか。三者面談にわざわざ来たんだぜ。本土から来る親なんてほとんどいないし、いても父親なのによ。男子校に母親が三者面談に来るなんてありえない」
「それってマジでウザいよな。追いかけてくるなって感じ。お陰で、同級生にも母親の顔がバレてさ。『綺麗なお母さんだね』とか言われて『なあ、お前の母さん、オナネタにしてもいい』とか言いながら、三者面談が終わって帰る写真を見せらて」
「何それ?え、あの母親がオナネタになるって、その同級生、相当の拗らせてないか?」
「男子校で寮生なんて、そんなものだよ。食堂のオバサンや、寮母や、医務室の先生とかでも、オナネタになるくらいだから」
「そうだよな。だとしたら、あの母親なら十分だ」
「そういや、夏に連絡があっただろ。何年か前に行った温泉旅館に行って、花火大会に行かないかって」
「あ、来てた来てた。下らねぇLINE。無視したよ」
「だよな無視だよな」
「こっちは忙しいのに、温泉だとか、花火だとか、バカかよ」
「そうだよ。大学入試まで2年を切っているのに、何が温泉だ。ちょっとは受験を控えている俺に身になってくれよ」
「空気読めよな。マジで、あの母親ときたら、マイページ過ぎてやってられないよ」
「そうだよな。北海道の寮まで三者面談に来るとか、ここまで着いてくるのかよ。クソババアって感じ」
「確かに、マジでたいがいにしろよって感じだよな」
「ホント、キモいって」
「で、止めろって言っても、『母親だから』って何考えているだって話」

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