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Mの誘惑 -封じ込めた告白- 和田みさき著
第8章 落ちて行く私
「M子さんの初舞台、お楽しみいただけましたでしょうか!。まだまだ初々しく発展途上ですが、実に素晴らしい感受性の持ち主です。回を重ねるごとに大物になりそうな逸材に、次回も期待しましよう!」
身体を蝕んだ羞恥はステージを終えても治まらなかった。控室とは違うルートで戻ってきた私は、待ち合わせのために用意された小部屋で、化粧を直してから夫と合流した。ワンピースを着たものの、心は散り散りだった。
全裸を舐めまわす観客たちの視線が、一挙一動に感心する吐息の音が、その淫らさを称賛する拍手が、べったりと身体にこびりついていた。
いま、ようやく夫の助手席に収まって安堵できた。しかし、身体の内側はディルドの残響を感じていた。何かを思い出せば、ツタのように次々と引きずり出された。それは不快な記憶ではない。ひたすらな恥ずかしさだった。その恥ずかしさは、どんな種類の愛撫よりも私を誘惑した。
夫の友人達による凌辱は少なからず無理やりだったのに、今夜のショーに関しては、実体はすべて自分が作り上げていた。もはや、自分が淫らなことを一切否定できなかった。それも、普通でない嗜好の持ち主になっている。
自分の心の奥底でドロドロと渦巻いている本能に近い欲求は、一度火が着くと、そう簡単に治まるものではないことは、わかっていた。性行為を見られることの恥ずかしさと喜び、相反する思いと身体の反応は、自分自身の本質に根ざしていたものだとハッキリとわかった以上、もう抑止することは出来なくなっていた。
身体を蝕んだ羞恥はステージを終えても治まらなかった。控室とは違うルートで戻ってきた私は、待ち合わせのために用意された小部屋で、化粧を直してから夫と合流した。ワンピースを着たものの、心は散り散りだった。
全裸を舐めまわす観客たちの視線が、一挙一動に感心する吐息の音が、その淫らさを称賛する拍手が、べったりと身体にこびりついていた。
いま、ようやく夫の助手席に収まって安堵できた。しかし、身体の内側はディルドの残響を感じていた。何かを思い出せば、ツタのように次々と引きずり出された。それは不快な記憶ではない。ひたすらな恥ずかしさだった。その恥ずかしさは、どんな種類の愛撫よりも私を誘惑した。
夫の友人達による凌辱は少なからず無理やりだったのに、今夜のショーに関しては、実体はすべて自分が作り上げていた。もはや、自分が淫らなことを一切否定できなかった。それも、普通でない嗜好の持ち主になっている。
自分の心の奥底でドロドロと渦巻いている本能に近い欲求は、一度火が着くと、そう簡単に治まるものではないことは、わかっていた。性行為を見られることの恥ずかしさと喜び、相反する思いと身体の反応は、自分自身の本質に根ざしていたものだとハッキリとわかった以上、もう抑止することは出来なくなっていた。

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