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Mの誘惑 -封じ込めた告白- 和田みさき著
第8章 落ちて行く私
「おっ、おぉッ」
本体に突き立ったディルドーが口の粘膜を犯した。咥えるだけで意識が遠のいた。ゴムというより硬直した肉を思わせた。
ペニスに見立てたものではなく、ペニスそのものであり、私はペニスにしがみついて奉仕した。ゴムの香りはわずかに残っていたが、女たちの蜜の味のほうが深く染みついていた。
ふと観客の方に目を向けたとき、私は戦慄するほどの性感に震え上がった。前列に腰掛けた観客の顔が、ステージの光を借りてぼんやりと浮かび上がっている。口元の笑みや姿勢を見れば、どういう劣情で鑑賞している分かってしまう。
改めて、自分は貴重な見せ物だと痛感した。ここに居並んだ三十人ほどの好色家は、女がひとりで狂うのを心の底から見たがっている。それがごく普通の女なら、なお素晴らしく、どこにでもいそうな会社員の妻で、美しい肌と豊かな肉を持ち、感受性のつよい女とくれば、最高だと思っている。
「あぁだめぇッ――!」
私は、ここに集まった人間の好奇心を深掘りし、自分が極上の素材であることに怯えた。性的な獲物になっているという怯えは、恥ずかしさと同じように私を敏感にした。反射的にゴム製のペニスを噛みしめ、舌を這わした。そして、自分を照らす光のなかで痛切に絶頂した。
本体に突き立ったディルドーが口の粘膜を犯した。咥えるだけで意識が遠のいた。ゴムというより硬直した肉を思わせた。
ペニスに見立てたものではなく、ペニスそのものであり、私はペニスにしがみついて奉仕した。ゴムの香りはわずかに残っていたが、女たちの蜜の味のほうが深く染みついていた。
ふと観客の方に目を向けたとき、私は戦慄するほどの性感に震え上がった。前列に腰掛けた観客の顔が、ステージの光を借りてぼんやりと浮かび上がっている。口元の笑みや姿勢を見れば、どういう劣情で鑑賞している分かってしまう。
改めて、自分は貴重な見せ物だと痛感した。ここに居並んだ三十人ほどの好色家は、女がひとりで狂うのを心の底から見たがっている。それがごく普通の女なら、なお素晴らしく、どこにでもいそうな会社員の妻で、美しい肌と豊かな肉を持ち、感受性のつよい女とくれば、最高だと思っている。
「あぁだめぇッ――!」
私は、ここに集まった人間の好奇心を深掘りし、自分が極上の素材であることに怯えた。性的な獲物になっているという怯えは、恥ずかしさと同じように私を敏感にした。反射的にゴム製のペニスを噛みしめ、舌を這わした。そして、自分を照らす光のなかで痛切に絶頂した。

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