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第1章 人でなしのはじまり

不倫とは言え、今、恋愛真っ盛りで人生めっちゃ楽しいけど、後悔はしてないと言ったら嘘だし、疚しい気持ちはいつも持っていると言うか付き纏ってる。旦那が脊柱の病を抱えてるから尚更

最近、旦那があたしを疑ってる素振りを見せるからこの頃不安。不安と言うか先月ハッキリ〚お前、男おるとかないよな？〛って真顔で訊かれて（ドキーッ!!）冗談言って笑い飛ばしはしたけど、やばいよ

〚こんなオバサンとお付き合いする男なんかおらんでしょｗ 何でそんなこと心配してるの？〛〚お父ちゃんこの頃疲れてるんちゃう？背中悪いし〛


旦那は無言だった
ヤバあ,,, ヤバあと言うか、泣きそう
申し訳ない。Ｎを疑ってるかな

パート先のオーナー ✕ パート主婦 ＝不倫
なんかこんなの、さもありなんだもんね

えっ？まさか娘がバラしたんや無いやろな！？
いろいろ考えると怖くなった

あたし、何かそれなりの雰囲気を醸し出していたのかも知れないよね。何年もあまりにも上手くやれてたから平和ボケしてた？

Ｎに相談したら、アッサリ〚なるようになるしかない、もう別れるって選択肢はないんだから〛って言う。卑しく狡い人間かも知れないけど、家庭は壊したくないし、何よりも旦那を傷付けたくない思いがある

子供たちは母親の恋愛なんか理解してくれはしないだろうけど、もう巣立った大人だから彼らなりに時の流れに流してくれるかな。非難があればあたしが耐えればいい

お父ちゃん子の長女に〚お父さんが可哀想だからヤメて〛〚お母さんてヒトデナシや、酷いと思ってないんでしょ？〛とか言われて心底へこんだのが昨年

娘　　〚酷いと思ってないから別れないんでしょ〛
あたし〚いや 別れたよ .... 〛

娘に別れたからって言ってるけど、彼女は様子を監視しに実家にちょくちょく帰って来る。信じてない

会話していると彼女の話すニュアンス的に長男・二男にもばらしちゃったようだし、家庭的には最悪な状況になって来たような気がする

だからあたしは、敢えてヒトデナシになるしかないと思って過ごしている、いろいろ悩んで病んでもしょうがない。毎日がハッピーハロウィンで生きよう ☆ミ