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NEXT EXTRA 2025
第3章 Halloween Cosplay
互いに着て欲しい服“一着”をリクエストし、交代で着用。
写真や動画は撮ってもイイけど、撮影の為のポーズ指示のみで、お触りはナシ。
撮影したものは、個人使用のみOK。
SNS投稿や友人知人に送ったり、見せたりは、勿論不可。
子どもたちの目にも、晒さないように。
これらの条件が守れるのいうのなら。
思いつく限りの条件を口にしてみた。
真顔で沈黙が流れる。
急に片手をビシッと挙げて、羚汰が何か言いたいらしい。
どこか不服そうな顔にも見える。
「反論ですか?...いいでしょう。発言をどうぞ」
「いえっ!反論ありません!時間は何分頂けるのでしょうか?」
いいんだ...。
てっきり引き下がるかと。
時間?
「...5分?」
一般のコスプレイヤーの方たちって、撮影タイムって何分なんだろう。
コスプレのルールがさっぱり分からない。
さっきの条件だって、適当だし。
しかし、なんとなくだが、20分や30分は、絶対長すぎると思った。
5分もあれば、写真を結構撮れるのでは?
「ここは、15分が妥当かと思われますが。ワンポーズならともかく、数ポーズは欲しいので」
そうなの?
そういうものなの?
羚汰の熱量に、若干気圧される。
「...いいでしょう」
羚汰の右手が勢いよくテーブルの上で差し出された。
咄嗟にその手を取って、握手してしまう。
「約束だよ?俺も守るけど、稜、絶対守ってよ?」
さっきまでの芝居じみた雰囲気がすっと消え、羚汰が不敵に笑って、繋いだ手を引き寄せ、その甲にキスを落とした。
キラりと瞳が光ってる。
ヤバい約束をしてしまったのだろうか。
...こっちのペースに乗せたと思ってたけど、いつの間にか向こうの思惑に乗せられてた?
主導権を渡さない為に、初め羚汰が主張していた、貸し借りのハナシでは無くしてしまったのだけど。
ちらりと羚汰を伺うと、何もかもお見通しの顔をしてる。
「何でもいいんだよ。稜が、あのセーター着てくれるなら」
...やっぱりハメられたのかもしれない。
「で、俺は何を着たらいいの?さっきのスケスケかな。それとも、首輪ついたほう?」
めちゃ楽しそうに、一旦戻していた箱の中を探ってる。
その2つは、ちょっと。
かといって、羚汰に用意した衣装なんてない。
そういえば、昔懐かしいモノを見つけたんだった。
写真や動画は撮ってもイイけど、撮影の為のポーズ指示のみで、お触りはナシ。
撮影したものは、個人使用のみOK。
SNS投稿や友人知人に送ったり、見せたりは、勿論不可。
子どもたちの目にも、晒さないように。
これらの条件が守れるのいうのなら。
思いつく限りの条件を口にしてみた。
真顔で沈黙が流れる。
急に片手をビシッと挙げて、羚汰が何か言いたいらしい。
どこか不服そうな顔にも見える。
「反論ですか?...いいでしょう。発言をどうぞ」
「いえっ!反論ありません!時間は何分頂けるのでしょうか?」
いいんだ...。
てっきり引き下がるかと。
時間?
「...5分?」
一般のコスプレイヤーの方たちって、撮影タイムって何分なんだろう。
コスプレのルールがさっぱり分からない。
さっきの条件だって、適当だし。
しかし、なんとなくだが、20分や30分は、絶対長すぎると思った。
5分もあれば、写真を結構撮れるのでは?
「ここは、15分が妥当かと思われますが。ワンポーズならともかく、数ポーズは欲しいので」
そうなの?
そういうものなの?
羚汰の熱量に、若干気圧される。
「...いいでしょう」
羚汰の右手が勢いよくテーブルの上で差し出された。
咄嗟にその手を取って、握手してしまう。
「約束だよ?俺も守るけど、稜、絶対守ってよ?」
さっきまでの芝居じみた雰囲気がすっと消え、羚汰が不敵に笑って、繋いだ手を引き寄せ、その甲にキスを落とした。
キラりと瞳が光ってる。
ヤバい約束をしてしまったのだろうか。
...こっちのペースに乗せたと思ってたけど、いつの間にか向こうの思惑に乗せられてた?
主導権を渡さない為に、初め羚汰が主張していた、貸し借りのハナシでは無くしてしまったのだけど。
ちらりと羚汰を伺うと、何もかもお見通しの顔をしてる。
「何でもいいんだよ。稜が、あのセーター着てくれるなら」
...やっぱりハメられたのかもしれない。
「で、俺は何を着たらいいの?さっきのスケスケかな。それとも、首輪ついたほう?」
めちゃ楽しそうに、一旦戻していた箱の中を探ってる。
その2つは、ちょっと。
かといって、羚汰に用意した衣装なんてない。
そういえば、昔懐かしいモノを見つけたんだった。

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