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NEXT EXTRA 2025
第3章 Halloween Cosplay
稜がまず手にした袋から出てきたのは、おそらく白いウサギがモチーフの、ホットパンツとチューブトップのようなもの。
お尻には、丸いしっぽ。
同じ素材の膝下ぐらいまである靴下と、腕カバーのようなもの。
表面はふわふわだけど、内側がもう傷んでるようだ。

「え、着れるじゃん。着てよ、それ」

そんなキラキラした瞳を向けられても。
アラフォーにこのフォルムは、キツ過ぎる。
どっかに、ウサギの耳があったと思ったけど、見当たらない。

「可愛いのに、ダメ〜?」

心底残念そうに、羚汰が次の袋を取り出す。
ジップロックからパンパンに詰められたもののひとつを引き出すと、勢いよく全部飛び出してきて、ばら蒔いてしまう。
散らばったのは、色んな色やカタチのパンツ。
しかし、一貫してサイドがリボンのもの。
そのリボン部分の種類も色々。
この量は、一度のではなく、何年か分。
今数えたら7つもあった。

「こっちも、イイじゃん。千夏サン、分かってるな」

こんなタイプが羚汰が好きだからと、昔はよく履いてたけど。
今は歳が歳で、気恥しいのと、洗って干しているところを琉尹が見たらと思うと。

「なんだよー。全然フツーじゃん」

普通、では無いと思うんだけど。

「あった。これだよ。羚汰の分」

忘れてたけど、羚汰のだけひとまとめにしてたみたい。

「こんなカンジなら、俺のも着れそうじゃね?」

中身を広げながら、本当に楽しそう。

...絶対無理だと思う。
強烈だったから、よく覚えている。

中にはふたつ、入っていて。

ひとつは、カタチとしてはボクサータイプのパンツ。
ただし、生地が、今にも破れそうな、薄いレースのような、細かい網のような、なんとも言えない黒い布で出来ていて。
全面スケスケ。
もちろん、お尻も、中央部分も。

「これは...」

ちらりと稜のほうを見てくる。

「だから言ったじゃん!私も嫌だから。それ羚汰が着たら」

安心したように、それを放り投げ。
もう1つを手にする。

開けずに取っていたまま、セットになってビニールに入っている。
全面黒くて、ちょっとツヤ感がある。
さっきのより断然重みがあって、安心する。

広げると、ぽたっ、と、なにやら手からこぼれて落ちた。
手にしたのは、かなりヒップハング気味ではあるが、光沢のあるホットパンツ、のようなもの。
落ちたのは...首輪。
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