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NEXT EXTRA 2025
第3章 Halloween Cosplay
キラキラした瞳が至近距離で訴えてくる。

体はもうがっちりと腰を掴まれ、いつの間にか逃げ場がない。

視線に耐えきれず、思わずふっ、と顔を背けると。

軽く抱きしめられ、羚汰の指が稜の髪を撫でよしよしと撫でる。

「見たいだけだよ。嫌がる稜に無理強いしないよ?」

優しい声が耳元で発せられて、ゾクッとしてしまう。

それは、そうかもだけど。
どれも無理矢理着せれるモノでは、無かった気がするし。
古いヤツとか、あんまり覚えてないけど。

「...着れるようなモノ、ないよ?」
「あー、相当過激なカンジ?」

2人とも、セクシー過ぎるやつは得意でない。

羚汰の好きなのは、
普段着てる羚汰のパジャマや、
ぐでんぐでんに着古した羚汰のパーカー。
はたまた、サッカーの代表ユニフォームとか。
それらを稜が着てるのが良いらしい。

いつだったか敵国の地で試合が行われた為、深夜帯にテレビで応援をして。
その後、そのままソファの上で盛り上がった事があった。
最後までユニフォームを脱がせてくれなくて。
あの生地がじれったくて。
あれ以来、試合の度に着て...。

「ん?何かいい匂いしてきたんだけど」

首すじに唇が寄せられ、ぴくりとする。

「ジツは着てヤりたい?過激なやつ」「違っ」

顔が赤くなっているのが自分でもわかる。
それを見て、また楽しそうに笑ってる。

「ほら。時間ナイんだからさ。はやくはやく」

クローゼットのほうへ稜を連れて行こうと、動き出した。
その手に力を入れる。

「...そっちじゃなくて、こっち」

びっくりした顔のまま、羚汰を連れて隠し場所に行く。

キッチンの戸棚の1番上の、奥の方。
グラスが入っていそうな絵のついた箱を、脚立を使って取り出す。

「そこは、見てなかったー。そりゃ気付かないわー」

と、取り出してる時、すぐ傍に立って手伝いながらも、ずっとうるさい。

ダンボールとはちょっと違う紙の箱の中に、ガムテープでバチバチにとめた紙袋が入っていて。
それを開けると、ジップロック何個かに、ぎゅうぎゅうに分けて入っていてー。

稜も取り出すまで、何を入れたか、思い出せない状態だ。

「厳重過ぎ」

ずっと羚汰が笑ってる。

「俺も開けてい?」

こうなったら、もう仕方ない。
テーブルの上で、仕分ける。
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