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NEXT EXTRA 2025
第3章 Halloween Cosplay
偶然に会えたほうが面白い!と、本当に何も聞かされて無くて。
お昼近くになって有希子から、
「いまどのあたり?」と探りの連絡があった。
珍しいなぁ。そんなこと聞くの。
と思いながら、わちゃわちゃお昼を食べていたら、千夏ファミリーの登場。
心底驚いた。
その行動力、本当に昔から変わってない。
その時。
千夏が何か言ってた?
「毎年、稜にプレゼント送ってるけど。ちゃんと使ってるか、ってさ」
「千夏の?プレ...!!」
言葉に出しかけて思い出す。
記憶から抹消していた、千夏からのプレゼントたちのことを。
「稜のことだから、絶対どこか奥のほーうに隠してるはず、って」
羚汰と付き合い始めた時から、何かにつけてセクシーな下着やら。
セクシーなサンタ衣装とか。
面白がって、千夏はプレゼントしてくれてた。
実際、役に立ってたし。
あれからも、ちょくちょく「稜に似合いそうなのあったから」と軽い感覚でプレゼントしてくれる。
10数年前だって、使うのを凄く躊躇って。
その頃ならまだともかく、段々良い歳になって。
流石に、ちょっとー。
と、貰ったものの、使うことも出来ず。
かと言って捨てることも出来ず。
「ここ数日、探してみたんだけどさ...」
「え!探したの?」
嬉しそうな羚汰の唇が、驚いた稜の唇に触れる。
「どこに隠したの?」「言わないよ?」
羚汰はもちろん、琉尹の目についたらいけないと、何重にも重ねて包んで、しまってある。
「俺のも、あんでしょ?」
...ある。
とびきりセクシーなやつが。
「それは違くね?俺のなのにー」
そう言われてしまうと。
じりじりと、テーブルのこれ以上後がないところまで、詰められる。
「今までさ。そんな素敵なモノ貰っといて、俺、千夏サンに一度もお礼言えてないよね?」
確かに。
私が、羚汰からも、って嘘ついて、代わりにお礼を言うには言ったけど。
羚汰から、直接お礼は、してない。
「俺、こないだ聞かれて困ったんだけど?」
私にはその話は全くしなかった。
きっと千夏のことだ。
全部分かってて。
「...それは。ごめん」
「ということで。どこにあんの?見せて」
すこぶる楽しそうに笑う羚汰が、またもやキスをしてきた。
お昼近くになって有希子から、
「いまどのあたり?」と探りの連絡があった。
珍しいなぁ。そんなこと聞くの。
と思いながら、わちゃわちゃお昼を食べていたら、千夏ファミリーの登場。
心底驚いた。
その行動力、本当に昔から変わってない。
その時。
千夏が何か言ってた?
「毎年、稜にプレゼント送ってるけど。ちゃんと使ってるか、ってさ」
「千夏の?プレ...!!」
言葉に出しかけて思い出す。
記憶から抹消していた、千夏からのプレゼントたちのことを。
「稜のことだから、絶対どこか奥のほーうに隠してるはず、って」
羚汰と付き合い始めた時から、何かにつけてセクシーな下着やら。
セクシーなサンタ衣装とか。
面白がって、千夏はプレゼントしてくれてた。
実際、役に立ってたし。
あれからも、ちょくちょく「稜に似合いそうなのあったから」と軽い感覚でプレゼントしてくれる。
10数年前だって、使うのを凄く躊躇って。
その頃ならまだともかく、段々良い歳になって。
流石に、ちょっとー。
と、貰ったものの、使うことも出来ず。
かと言って捨てることも出来ず。
「ここ数日、探してみたんだけどさ...」
「え!探したの?」
嬉しそうな羚汰の唇が、驚いた稜の唇に触れる。
「どこに隠したの?」「言わないよ?」
羚汰はもちろん、琉尹の目についたらいけないと、何重にも重ねて包んで、しまってある。
「俺のも、あんでしょ?」
...ある。
とびきりセクシーなやつが。
「それは違くね?俺のなのにー」
そう言われてしまうと。
じりじりと、テーブルのこれ以上後がないところまで、詰められる。
「今までさ。そんな素敵なモノ貰っといて、俺、千夏サンに一度もお礼言えてないよね?」
確かに。
私が、羚汰からも、って嘘ついて、代わりにお礼を言うには言ったけど。
羚汰から、直接お礼は、してない。
「俺、こないだ聞かれて困ったんだけど?」
私にはその話は全くしなかった。
きっと千夏のことだ。
全部分かってて。
「...それは。ごめん」
「ということで。どこにあんの?見せて」
すこぶる楽しそうに笑う羚汰が、またもやキスをしてきた。

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