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NEXT EXTRA 2025
第3章 Halloween Cosplay
波乱づくしの1泊旅行を終えて、慌ただしい日常が戻ってきた。

帰省以外でホテルなどに泊まる旅行するのは、家族4人となっては初だった。

それもあって、本当にバタバタして。

次の週末になっても、まだハロウィン期間だったのもあって、特にハロウィンのグッズが片付かない。

この1週間の間、毎日のように、琉尹の通っている英語塾や空手教室のハロウィンイベントやら、玲那の保育園のハロウィンイベントがあったり。
近所の図書館のイベントなんかもあったのだ。

遊園地用に買ったハロウィングッズの数々が意外と色んなところで役立った。
高いなぁと思いながらも、遊園地で買ったのも役に立ったし。

収納しときたいけど、来年も使う?
今のマンション、収納があまり無い。
えーい。ほとんど捨ててしまえ。

高かったこのポップコーンの入れ物ぐらいは、取っておいて。
...でも、この光るやつは、来年も使える?
こっちは琉尹が気に入ってたから、無くなったら騒ぐかなぁ。

「えー。捨てちゃうの?」

夜中にうなりながら片付けていたら、風呂上がりの羚汰に見つかった。

「びっくり、した」

にやにや笑う羚汰に、言葉と逆を指摘されていることに気づく。

手に持ったスカスカなゴミ袋に気づいて、ため息が出る。

「稜、昔からモノ捨てんの苦手だもんね」

濡れた髪をタオルで乾かしながら、羚汰が稜の背中に近づいて。
稜の肩ごしにテーブルの上のものを覗いている。

そうなのだ。だから独身時代、何かとモノが増えて。
結婚して引越しする時に、地味に大変だった。

「だからさ。千夏さんから貰ったやつも捨ててない、でしょ」

そう言いながら、稜の首筋にキスを落とす。

「...?」

意味が分からない。

またまたぁ、って顔の羚汰が笑いながら顔にキスしてくる。

「ほんっとに、分からないって」


遊園地で遊んでいた2日目、6年ぶりぐらいに千夏に会った。
正確には、千夏ファミリーに。

千夏と有希子とは、引越したりコロナがあったりして直接会うことは減っていたが、やりとりはずっと続いていて。

今回の稜たちの旅行も、長距離バス車中泊ツアーで年に何回も通うほどハマった有希子に、色々アドバイスを聞いて、予定を立てたのだ。

それをなんと前日に聞きつけた千夏が、自家用車泊の突撃強行日帰りツアーを組んでやってきたらしい。
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