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NEXT EXTRA 2025
第2章 Halloween Deep Night
よく冷えた水が、ノドを通って、体に染み渡る。

いっぱい声が出た、から...。

そこで重大な事を思い出した。
慌てて動いたから、水が口から零れそうになって。
手でその口を押さえながら、子どもたちのベッドのほうを覗き込む。

「大丈夫だって。さっき水取り行く時覗いたけど、寝てるよ」

稜の手の中から落ちそうなペットボトルを取って、また羚汰が口にする。

羚汰は寝てた言ったが、どうも気になる。

さっき渡されたのは、風呂上がりに着ていたパジャマだ。
慌てて袖を通し、ボタンのあたりを引っ掴んで、子どもたちに触れて確認する。

2 人とも、ぐっすり深く寝ているようだ。

いつもなら琉尹は、寝相がすこぶる悪く、何度も寝返り打って、布団を蹴って暴れて。
ベッドの中を3回転ぐらいはしている。
稜や羚汰が夜中に何度も布団を掛け直す。
その琉尹が、今日は寝返りも打たずにきちんと布団の中に収まって寝ている。

「...嘘でしょ」
「昼間、よっぽど楽くって疲れたんじゃない?」

ベビーベッドの玲那も。
いつもの海老反りポーズで、時折「ぐー」とイビキまでかいて寝ている。
こっちは、いつも通り動いたのか、頭を柵に押し付けるように移動している。
いつの間にか上へ上へと移動するのは、何故なんだろう。
起こさないように、少しだけ体を移動させる。

「俺、シャワー浴びてくるけど」

いつの間にか至近距離の羚汰にのぞき込まれる。

一緒に入る?

と、目が訴えてくる。

...もう、もう勘弁してください。

首を横に小さくふると、案外あっさり一人でシャワーに向かった。

安心して、力が抜ける。

一緒にサクッと浴びたらいいんだろうけど。

もう体力ゲージはゼロだ。

シャワーに一緒に入って、何も無かった事なんて無い。


すぐ側にあったベッドに腰掛けようと思っても、荷物がいっぱい広がってる。

沢山あり過ぎて、1個1個避ける気力は残ってない。


もー。なんで?

これじゃ、こっちのベッドで眠れない。

仕方なく元いたベッドに戻り、何とかよじ登って、体を横にした。

羚汰のあとに、シャワー浴びないとー。

それに、パンツも履いとかないと。







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