この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
車椅子伯爵と私の結婚生活
第4章 初めて知る一面
「…おはよう。目が覚めた?」

まどろみの中で、彼の声が聞こえ顔を上げると、微笑んでいる彼と目が合う。
「なっ!どうして…寝ちゃってて…」

「…何を読んでいたの?…歴史書ね。勉強熱心なんだね。でもどうしてうちの歴史について学んでるの?」

「隣国とはいえ知らないことが多すぎるし…私はもうこの国の人間になったので知る必要があると思って」

「へぇ。真面目なんだね…僕が教えてあげようか?」

「え?でも忙しいよね…」

「…君といる時間は癒しになるし、もっと話をしたいから。気にしないで」

「では、お願いします」

小さいころから身体が不自由で外では遊べないので、一人で読書をすることが多く図書室の本はほとんど目を通しているらしい。

図書館に夕日が差し込むと、彼は体を窓に向ける。整った横顔を夕日が照らす。見惚れない人はいるのだろうか?私は彼の横顔を見つめてしまっていた。

好きな分野の話になるといつもより饒舌で、博識な彼の一面を知った。
/10ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ