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車椅子伯爵と私の結婚生活
第3章 私の城内探検記①

バン様は執務中だから、私はこの広いお城を探検することにした。
庭へは後程、バン様…いえ、バンと行くとして、まずは図書室へ行くことにした。
昨日、図書室に案内されたのだが、入り口までだったので気になっていた。
本好きの私にとっては外せない場所だ。
図書室のドアを開ける。
図書館かと思うほどの広さで壁一面本棚がある。ひとつひとつどんな本があるのか見渡していく。
国の歴史に関する分厚い書物はもちろん、見たことがない文字で書かれた書物、図鑑、数十冊だが絵本までなんでもそろっている。物語本まで置いてあった。
数冊手に取ると恋愛ものばかりだった。
「バンはこういうの読むのかな…寡黙の方なのかと思っていたけど積極的に話をしてくれるし、お誘いもしてくれたし、意外とロマンチックなところがあるのかな」
見たことのないきれいな文字で書かれ角度を変えるとキラキラ光る本が目に留まり、読み始める。
文字の解読はできないが、挿し絵が多い。見ているだけで癒される。
次に手に取ったのは歴史書。
隣国といってもこの国について知らないことが多すぎるので、学びたいと思っていた。この国の人間になるのだから、国のことや民のことを理解したいし好きになりたい。
最初は興味深く読み進めていたのだが、だんだんと瞼が重たくなっていく。
庭へは後程、バン様…いえ、バンと行くとして、まずは図書室へ行くことにした。
昨日、図書室に案内されたのだが、入り口までだったので気になっていた。
本好きの私にとっては外せない場所だ。
図書室のドアを開ける。
図書館かと思うほどの広さで壁一面本棚がある。ひとつひとつどんな本があるのか見渡していく。
国の歴史に関する分厚い書物はもちろん、見たことがない文字で書かれた書物、図鑑、数十冊だが絵本までなんでもそろっている。物語本まで置いてあった。
数冊手に取ると恋愛ものばかりだった。
「バンはこういうの読むのかな…寡黙の方なのかと思っていたけど積極的に話をしてくれるし、お誘いもしてくれたし、意外とロマンチックなところがあるのかな」
見たことのないきれいな文字で書かれ角度を変えるとキラキラ光る本が目に留まり、読み始める。
文字の解読はできないが、挿し絵が多い。見ているだけで癒される。
次に手に取ったのは歴史書。
隣国といってもこの国について知らないことが多すぎるので、学びたいと思っていた。この国の人間になるのだから、国のことや民のことを理解したいし好きになりたい。
最初は興味深く読み進めていたのだが、だんだんと瞼が重たくなっていく。

