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車椅子伯爵と私の結婚生活
第1章 車椅子伯爵

ディナーは私の好みの味付けでとても美味しかった。
アリアと2人で自室へ戻る。
「バンディット様は忙しいお方なのですね」
アリアが呟く
「そうね。嫁が嫁いでくるのにお出迎えも無いなんて、こんなものなのかしら?それとも私のことなんてどうでもいいのかしら?」
ちょっと自虐気味にこぼす
「そんなこと絶対に無いですって!レリアナ様のことを一目見たら一目惚れ確定です。アリア保証します」
「そんなこと言ってくれるのはアリアだけだよ」
アリアは私の一つ下で生まれた時からずっと一緒にいるため友達の様な感覚だ。私と2人の時はこうやってラフに話すほどだ。
「でも、レリアナ様。夜8時すぎに寝室に来いだなんて、なんかいやらしいですよね」
「え?そういう目的ってこと??初対面でそのまま!?…女の噂を聞かないのはうまくやっているからのなの…?」
もう少しで8時…何をされるのかドキドキしながら待つ。

