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京子の裏アルバイト
第1章 初めてのおじさん
唐突に携帯のラインがなった。
『キリコさん、つきました。どこら辺にどのような服装で待たれてますか?』
相手の到着通知の報告をうけて、心臓がどきんとなった。
緊張が増すのと同時に、ほんとうにこのままこんなことしてよいのか?という
ファイナルアンサーを求める内なる声に、一瞬このまま帰ってしまおうかとも
思った。
が、緊張と興奮で震える手を押さえつけ、返答ではなく電話マークを操作した。
「...はい」
ちょっと驚いたような、低い声の男性がでた。
「ムナカタさんですか、キリコさんです。はじめまして」
うまくしゃべれると思った声は、かすかにふるえていた。
「電話ボックス横の花壇のまえにいます。白いブラウスに紺のスカート姿です」
「花壇前...あっはいわかりました」

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