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イケナイアソビ。
第5章 生け贄は蜜に溺れる
深い接吻に身を投じながら、菊生は屹立を先走りで濡らしながら、淫らに腰を振り続ける。
「あんっ、あな、たに、貫かれるの、好き、この肉棒をずっと挿し込んでてぇえっ!」
欲望のまま口にすれば、さらに抽挿は激しくなる。
「あん、あんっ!」
(どうしよう。気持ちが悦い!)
どんなに抗っても身体はすっかり触手に魅了されていた。
この胸も、孔も、すべてが快楽を求めている。
きっと彼と離れていても、それ以上の快楽なんて得られないことも、もう知ってしまっていた。
愛されていると知れば、堕ちていくしかない。
これ以上の快楽は付喪神でしか得られる筈がないのだから――。
「おれを狂わせて……乳首、吸って……」
菊生は大きく腰を振って付喪神の肉棒を尻孔に深く埋める。
菊生の望みに応えるために、付喪神は唇を這わせて乳首を吸い上げる。
もう片方の手で摘んで引っ張った。
同時に肉棒を咥えている尻孔が強く締まる。
彼の肉棒は触手よりもずっと太く、熱い。
「き、もち……い。悦い!! あ、あああっ!」
菊生は付喪神の膝の上でひたすらに喘いだ。
あれから菊生は付喪神にたっぷり精を注がれ、淫らに鳴き続けた。
おかげで喉はひりつくし、声は掠かすれている。
「……もういいよ、こんなに食べられないから」
菊生は今、付喪神があぐらを掻いた膝の上に座らされ、お粥を食べさせられている。
どうやら彼は根っからの世話好きのようだ。
菊生がどんなに自分で食べると言い張っても、レンゲを渡してくれようとしない。
「そうは言うが、ここへ来てからろくに食べてないだろう」
綺麗な顔が台無しだ。彼の眉間に皺が寄っている。
「でも俺、小さい頃から小食だったから……」
「だからだろう? 年頃よりもずっと背が低いのは!!」
言い訳として使ったものは、しかし付喪神にとっては菊生にご飯を食べさせる良い材料になるばかりだった。
背が低いことを諭されると、男として傷つくのは当然だ。
しかし、道理は合っているから言い返すことができない。
そこで菊生は話を逸らすことにした。
「ねぇ、ここでは貴方の名前は『付喪神』だって言ったよね? 他にどういう名前があるの?」
彼の名前が付喪神などと、そんな愛称で呼ぶのは何か気にくわない。
他の名があるのならその名で呼びたいと、菊生は思った。

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