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美味しいサンドイッチの作り方
第5章 『私』+お兄ちゃんズ…2日目

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そして…迎えた…2日目の朝…。
私は…と言うと…自分の部屋の
ベッドの上ではなく、リビングの
冷感ラグの上で朝を迎えていた。
『お~い、起きろ~。
起きろよ、なゆ~、飯~』
と…光に名前を呼ばれて
私は…目を覚ました。
「まだぁ…眠いよぉ、ふあぁ~ぁ」
まだ頭がぼんやりとしていて
手で口元を押さえながらあくびをする。
『なゆ、俺、今から部活あっから、
飯、なんか食わせてくれよ』
翔はまだ寝息を立てていたけど
光はもういつでも外に
出られる様な…恰好と言うよりは
高校の規定の体操服姿で。
この日は翔は…朝から所属してる
運動部の練習があるから
家を早くに出ると言うので、
眠たい目を擦りながらトーストを焼いて
冷蔵庫のお野菜でサラダと
スープを作って昨日光と
約束していたオムレツを焼いてあげた。
午前中に部活は終わるらしいので、
お昼には帰って来れるみたい…。
『なぁ、なゆ。帰って来たら
昼メシ今日は、何食わせてくれんの?』
用意してあげた朝ご飯を食べながら
光はもうお昼ご飯の話をしていて。
光に何が食べたいかを選ばせたら
オムライスって言いそうだったから。
親子丼かスパゲティか、冷やし中華か
焼きそばかチャーハンって言ったら
焼きそばが食べたいって言ったので
お昼に焼きそば用意しておくねって言って
部活に行く光を玄関まで見送った。
熱中症対策で屋外の運動部は
早朝の早い時間に部活をするみたいで
まだ6時すぎなのにご苦労様な事だ…。
「まだ…早いし…もう一寝入りしよ…」
ふぁ~とあくびをしながら
リビングで寝ている翔の横に
コロンと寝転んで寝ポジを整えると
もうちょっと惰眠を貪る事にした。
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『なゆた…、起きなよ…朝だよ?』
「んん~、朝ぁ……今何時…ぃ?」
『うーーん、8時過ぎ位かな?
もしかして光の事送り出してくれたの?』
眠たい目を擦りながら翔の問いかけに
私はうんうんと首を縦に振った。
『キッチン使った形跡あったから…
それにサラダとスープ出来てたし。
フレンチトースト焼いたから食べなよ』

