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美味しいサンドイッチの作り方
第21章 HOTEL Paradise ~なゆたサンドレシピその②~
「って事はキッチンもあるの?」
『あるある、あるのは下の
倉庫の部分の奥の方だけど…。
後付けの風呂もあるから風呂も入れっし』
お家をセルフリノベーションするのに
拠点として使ってた位だから
そこで生活できるだけの
装備は全部そろっているみたいで。
その話を聞いた感じ……、
色んな女の子と……その樹さんの
屋根裏部屋…使ってるんだろうなって
そんな風に…思ってしまって。
なんだか…もやもやとしてしまう。
『使ったら使用料金は
そんな要らないから。部屋の掃除と
シーツとかタオルとかの洗濯は
自分でしなさいってルールだけどね』
普通のレンタルルームとかも
掃除は利用者がする場合も多いし
その分人件費浮かせて
お部屋のレンタル料金が安くなるし。
樹さん自身も…もともと建物が
倉庫として使ってるだけだから。
水道光熱費分があれば…得には
ならなくても…損にはならないし。
仮の拠点とは言え、作ったから
戻しちゃうのも勿体ないなって
思っちゃう…気持ちもわかるな。
戻しちゃったら倉庫でしかないし。
そんな話をしながら、明日
樹さんの屋根裏部屋に泊まるんだったら
家に全然いないけどいいのかな?って
思ったりとかしつつ。
シャワーを浴びて、備え付けの
パジャマを着て。パジャマ2着だったから
俺はバスローブ着るわって
光が言ってバスローブ着てたけど。
キングサイズ…よりも…大きいん
じゃないかなってくらいに
大きなベッドが2台並んでるから。
大人6人ぐらい寝れそうな広さで。
こんな広いのに…ぴったりと
両サイドから光と翔の間に挟まれて。
かりきの市のラブホ街にある、
海賊船の形の外観をした
コンセプトホテルの
HOTEL Paradiseの300号室の
ベッドの上で私は眠りに就いた。
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