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美味しいサンドイッチの作り方
第19章 5日目 AM ~翔と一緒~

花さんのカフェで……、
かき氷を頂いた後は……。
お昼ご飯の用意をするのに
必要な材料を買い出しするために
お家から近いスーパーに買い物に行って。
お買い物をするときのカートを
翔が押してくれたんだけど。
なんだか…新婚さんみたいだなって
そんな事を…食材を選んでいる
自分達の姿が…鏡に映ったのを見て
そんな事を考えてしまった。
食事に掛かる材料費の…お金は
旅行に行く前にママから…
預かっていたからそこから支払いをして。
桜坂町にある私達のお家に帰って来る。
『さ、なゆたが…昼食の用意を
している間に昨日の汚れ物
僕が洗って干して置くよ』
「う、うん、ありがとう…。翔。
お洗濯…して貰えたら助かる」
私がキッチンでお昼ご飯の
タコライスを用意してる間に、
翔は…昨日の洗濯物を
光が出して行った分も
纏めて3人分選択してくれて。
前に、干していた洗濯物を
回収して畳んで仕分けもしてくれて。
『どうかしたの?なゆた。
母さんが…死んでから…
家の事は…大体してたから。
これぐらいは…僕にもできるよ?』
私が料理をしてる合間に
翔をちらちら見てたのが…
バレてしまていたみたいで…。
お昼ご飯の支度をしてる間に
洗濯が終了した音がして、
翔が洗濯物を干してくれてたんだけど
玄関のドアが勢いよく開いて。
『翔~?なゆ~?いるか~?
ただいまぁ―――!』
玄関から光の声がして
光が帰って来たみたい。
『ああ、光…お帰り…。
それ全部着替えるでしょ?
光がシャワーしてる間に洗うから、
全部…脱いで、シャワーして来なよ』
『言われなくても…脱ぐし?
部活でこちとら走り回ってんだぞ?
体操服だけじゃなくて
全身汗だらけだっつーのっ!』
と言いながら靴を脱いで
玄関を上がった光が…1つずつ
脱いで落として行った服を
1つずつ後ろから翔が
回収して行って、光が
バスルームに入ったと同時に…
洗濯機に翔が回収した洗う服を入れて。
洗濯機のスタートボタンを押した。
ーーー
ーー
ー

