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美味しいサンドイッチの作り方
第19章 5日目 AM ~翔と一緒~

『僕達が……高校を卒業したら……、
一緒に…3人で…どっかで暮らしちゃう?』

「え…?でも……翔は…」

『そうだね……言いたいことはわかるよ、
僕の第一志望は東大の工学部だしね』

そっか…東大……、やっぱり
東大……第一志望なんだ……。
そうなったら…翔は…東京に…
行くわけだし………お家を…
出て行っちゃう…訳だし……。

『なゆた?……そんな…顔しなくても
まだ……来年も…家に居るよ?』

「そうだよね…来年も…まだ…
家に居る…んだし……ッ。考えが
早すぎたって言うか…っ…」

そんな話をしながら歩いていると
臨海地区にある商業施設が見えて来て。

水族館は夏休み中は営業時間が
いつもより早くなってるから
商業施設はまだオープン前だけど、
水族館はもうオープンしてるみたい。

商業施設から海沿いを歩いて
更に桜坂に向かって歩くと。
鮫島センパイがライフセーバーを
しているきらめき海岸のビーチが見えて来て。

ずらっと…駐車場に入る車が
この辺りから行列を作っている。

『どうせ通るし…砂浜の方歩いて行く?』

海水浴場に入る車は入り口から
渋滞を道路の方に伸ばしているけど
私達は歩行者だから、そんな
混雑は気にせずに…海水浴場に入れるから
今歩いている道路沿いの歩道ではなく、
砂浜を見ながら歩ける
整備されたプロムナードを…
翔と手を繋いで歩く。

「なんか…こうしてると…デートみたい」

『家に帰ってるだけだけどね…?』

ザァーーン ザァーーン…

砂浜に寄せては返す…波の音も
スピーカーから流れている
ご機嫌なBGMと海で海水浴を
楽しんでいる人達の声にかき消されてる。

『でも……、こうして…ちょっと
回り道…して…帰るのも…
悪くない……かも……って
そんな風に……今、思ってた……』

「でも散歩しに来るんだったら
海水浴のシーズンが終わってからが
ベストシーズンだよね?」

『そうだね…。じゃあ…また
海水浴のシーズンが終わったら…
ここに…ゆっくり散歩しに来ようか』

翔は…デートは……図書館とか
美術館とか博物館とか…、
それこそ…科学館とか…
そんな感じの場所…好きそうだけど…
でも星も好きだから…
星空が綺麗なところもいいのかも?


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