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美味しいサンドイッチの作り方
第9章 きらめき海岸オートキャンプ場 ~朝~

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『…――ゆ、…なゆ…なゆ…、
起きろ、起きろって…なゆ』

「…んん、むにゃむにゃ…。
う~ん、ママぁ…?もう朝ぁ?
まだ…眠いよぉ…後…10分…、、…」

『こらこら…寝んなよ、なゆ。
起きろって、起きろよ。
起きねぇと、ちゅーするぞ?』

ママじゃ…ないってハッとして
私はまどろんだ世界から、
意識を元の世界に戻された。

「……って…、光お兄ちゃん?」

しぃーーと自分の人差し指を
口元に当てて声を出さない様に
光がこっちにジェスチャーして来て。

「(どうしたの?まだ外暗いよ?)」

星を見るためにカーテンを全部
開いて全開にしたまま寝ちゃってたから
窓の外が見えていて。丁度
もうすぐ夜明けの時間なのか
東の空が…白んで来ていて
もうすぐ…夜明けになる…頃みたい。

すやすやと…窓側で翔はまだ
寝息を立てて寝ていて。
光は翔を起こさない様に
そっとカーテンを閉めると。

『(外、外行こうぜ、なゆ)』

「(え?外…、わ…わかった)」

光に促されてキャンピングカーの外に
出ると……朝の…潮風が心地良くて。

「この時間は…真夏でも…
暑くなくて…潮風が心地いいね」

『だろ?俺…夏は早朝の暑くない
時間にランニングするけど。
朝の空気…最高だしな…。あっち、
見てろよ、もうすぐ…朝日が昇って来っから』

そう光に言われてまだ誰もいない
早朝の…オートキャンプ場の
プライベートビーチの砂浜の上に
光と並んで座って。
水平線の所から朝日が昇って来るのを
光と一緒に眺めていた。

砂浜の上に置いた手の上に、
光が…手を重ねて来て
ぎゅっと…手を上から握って来るから
隣に居る光を意識してしまって
無駄にどきどきしてしまう…。

「すご~い…綺麗だねぇ…、朝日」

『ああ、沈んで行く夕陽もいいけど
昇って来る朝日も悪くないだろ?』

そう言いながら朝日が昇って行くのを
見ている光の横顔を見ていたら、
こっちを光が見た時に
光と目が合ってしまって。

慌てて…視線をそらそうとしたけど。

『なゆ…』

光に名前を呼ばれて…、
反対の…繋いでない方の手で
くいっとこっちの顎を持ち上げて来て。

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