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美味しいサンドイッチの作り方
第8章 光と私と翔の夜

終わったと呼びに来るにしては
時間が早すぎるし、私と先に
するようにって言うので自分達の
間で話し合って決めて送り出したのに。

光は…今の状況が…読めてないみたいで。

『ったく…あの…バカッ……。
なんか……あったのか…よ』

「何も…ないよ?…」

実際に…翔とはえっちはしてないから
何もない…のは嘘じゃないし、
キスしたと言えばキスしたけど。
キスなら何度も…どっちともしてる。

『翔に…泣かされてんじゃねぇよ』

「それも、違うよ……、私が…
勝手に…泣いちゃっただけだよ」

『でも…泣いた事には変わりねぇし』

「…………」

『もしかして、……翔から…
夏稀の…事…聞いたのか…?』

翔は…誰かの名前は出さなかったけど
双子の弟なんだから、光が
翔の好きな人の名前を知っていても
不思議は…ないから……、
もしかしてで思い当たる所に
居るのが…その夏稀って人なんだったら。

翔が言っていたのは…きっと
光が言ってる夏稀って人の事なんだろう。

「ちゃんと…聞いた訳じゃないけど…」

『聞きたいか…?夏稀の事…』

光の言葉にううんと私は首を
横に振って拒否をした。

「ううん、聞かない…だって
その夏稀って人の事は、
翔お兄ちゃんは話したくないって
思ってる…みたいだし…、それに…
聞くんだったら翔お兄ちゃんから
その人の事……聞きたいから」

『へぇへぇ、そうかいそうかい。
俺と翔の妹様がそう言うんだったら
俺は余計な事は言わねぇし。
んで、…翔が俺…呼んで来いって
言ってたって言ったよな?』

ジャッとサブベッドの方のカーテンを
翔が開くと、私が立っている後ろに
翔と光の視線が合うようになって。

『光も…、こっちに来なよ。
このベッドに寝転がると、
いい感じに…星空が見えるんだよ。
丁度…今はペテルギウス座流星群が
活発になってる時期だからね…
今年はお盆の辺りがピークだけど
今でも…沢山は無理でも流れ星…
何個か…見られるんじゃ…ないかな?』

『お前…星…好きすぎんだろ…ッ』

『好きだよ…、星も星座も宇宙も…。
光も…こっちに来て一緒に3人で
特等席で星空…見ようよ』



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