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新人警察官の拘束体験研修
第6章 第4部 監禁拘束体験

香織は右手に小さなトートバッグ、左手に校内の平面見取り図を持ち、廊下を歩いていた。見取り図内には赤い印と、短いメモ書きが記されていた。
この警察学校の本館は2階建てで、東西に長く伸びる建物だった。そのため、階段が等間隔で南北に設置されていた。
香織は細長く伸びる建物の一番奥、東側から様子を見ることにしていた。
階段はすぐに見つかった。香織は階段を上るのではなく、斜め上に伸びる階段下にある部屋を目指していた。そこには古いハンドル式の扉があり、香織はゆっくりと扉を開けた。
中は真っ暗で何も見えなかった。ただ人の気配があり、「ふぅ…ふぅ…」という息遣いだけが聞こえていた。香織はすぐさま壁に手を這わせ、ライトのスイッチを探した。スイッチを上下させるが、部屋のライトはつかなかった。彼女は仕方なく、フラッシュライトをバッグから取り出した。彩が香織に『必要だから…』とライトを持たせていた。
香織はフラッシュライトを片手で持ち、スイッチをオンにした。4畳半ほどの部屋だった。その奥の方に直立した女性が見えていた。香織はすぐに扉を閉めた。女性に声を掛けた。
「大丈夫…様子を見に来たの…」
香織がそう告げ、ライトを女性に向ける。
奥の女性は、「ンン…」と頷いていた。
この警察学校の本館は2階建てで、東西に長く伸びる建物だった。そのため、階段が等間隔で南北に設置されていた。
香織は細長く伸びる建物の一番奥、東側から様子を見ることにしていた。
階段はすぐに見つかった。香織は階段を上るのではなく、斜め上に伸びる階段下にある部屋を目指していた。そこには古いハンドル式の扉があり、香織はゆっくりと扉を開けた。
中は真っ暗で何も見えなかった。ただ人の気配があり、「ふぅ…ふぅ…」という息遣いだけが聞こえていた。香織はすぐさま壁に手を這わせ、ライトのスイッチを探した。スイッチを上下させるが、部屋のライトはつかなかった。彼女は仕方なく、フラッシュライトをバッグから取り出した。彩が香織に『必要だから…』とライトを持たせていた。
香織はフラッシュライトを片手で持ち、スイッチをオンにした。4畳半ほどの部屋だった。その奥の方に直立した女性が見えていた。香織はすぐに扉を閉めた。女性に声を掛けた。
「大丈夫…様子を見に来たの…」
香織がそう告げ、ライトを女性に向ける。
奥の女性は、「ンン…」と頷いていた。

