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家は檻。〜実父の異常な愛〜
第5章 初花
ゆっくりと布団に組み敷かれ、仰向けにされる。

胸を揉みほぐすように愛撫され、薄布の向こうから乳首を指先が探る。
熱を帯びた感覚に、こよみは小さく息を呑む。
やがて下腹に顔を寄せられ、舌が肌をかすめた。
ほんの短いくちづけのあと、秘部を掠める湿り気。
声を洩らす前に、孝幸の顔はすぐに離れた。

「……少しは濡れやすくなったな」

呟きとともに、手探りで何かを取り出す。
薄暗い常夜灯の下で、孝幸が細い袋を裂くのを、こよみはぼんやりと見つめていた。
掌の中で広げられたそれは、半透明にのびる。
孝幸が指で形を整え、そっと先端をつまんで被せる様子は、
こよみにはどこか奇妙に見えた。

――水風船みたい。

そう思った瞬間、腰を掴まれた。

布団に沈む身体に、熱の塊が押し込まれていく。
いつもとは違う、温度がわずかに低く、すこしひっかかりを残すような感覚。
こよみは喉の奥で声を押し殺す。

「……っ、ん……」

動きが繰り返されるたび、熱が擦れ、奥に届く。
抑えようとしても、息が乱れて小さな声が洩れる。

「や……っ、だめ……っ」

掴まれた腰が引き寄せられ、奥まで深く貫かれた。
胸の奥で何かが爆ぜるように、全身が小さく痙攣する。

「あ……っ、あぁっ……!」

羞恥と快感が入り混じり、こよみは抗えずに絶頂へと達していた。

孝幸はその震えを見下ろし、口元を歪める。

「……流石に締めつけが強いな」

さらに深く腰を沈め、強く打ち込む。
次の瞬間、熱が一気に溢れ出し、ゴムの内側を押し広げていった。
こよみはその脈打つ感覚を、膣の奥から敏感に感じ取る。

陰茎を引き抜かれたとき、ゴムだけが膣内に残った。
孝幸が指を差し入れて引き抜くと、精液で膨らんだ袋がぷっくりと揺れる。

「ほら」

そのまま頬に押し当てられる。
まだ熱を持つそれを受けながら、こよみは虚ろに思った。

――布団が汚れなくていいなぁ。

意識は遠のき、荒い呼吸だけが夏の夜に残っていた。
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