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社長は彼女の“初めて”を知っている
第2章 一夜
(……こんなに、丁寧に……)

これが、“大切にされる”ってこと?

ただの快楽じゃない。

心ごと、抱きしめられているような感覚。

知らなかった。

愛されるって、こんなにも、優しくて、苦しいほどに幸せなんだ。

目の奥がじんわりと熱くなって、涙がにじむ。

でもそれは、もう“惨め”な涙じゃなかった。

「……どうした?」

上からかけられた声に、私は小さく瞬きをした。

加賀見さんが、私を見下ろしている。

その瞳は、どこまでも優しく、でも鋭く揺れていた。

「これからが……本番だぞ。」

私は、こくりと頷いた。

怖くないと言えば嘘になる。

体が知らない感覚に包まれて、震えそうになる。

けれど、加賀見さんだったら。

この人だったら、私はきっと大丈夫だ。
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