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社長は彼女の“初めて”を知っている
第2章 一夜
自分でも、どうしてこんな気持ちになるのか、わからなかった。

だけどきっと、心の奥にずっとあった「誰かに触れてほしい」という思いが、今夜、酔いと一緒に溢れ出してしまったのだろう。

加賀見さんの家は、まるでモデルルームのようだった。

無駄のない配置。装飾もなく、壁には時計ひとつ。

必要なものだけが、そこにある。

徹底して整えられた空間なのに、なぜかどこか寂しさが漂っていた。

「おまえ、ベッドで寝て。俺、ソファーで寝るから。」

リビングのソファに毛布を取りに行こうとする彼の背中を、私は無意識に追いかけていた。

気づいたときには──彼の背を押して、ベッドに倒れ込ませていた。

「……おい、玲奈?」

彼が驚いたように私を見る。

「……私がいるのに、抱かないの?」
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